7月8日から18日までマドリードのサルスエラ劇場で
スペイン国立バレエ団公演が行われます。
演目はエスクエラ・ボレーラ。
エスクエラ・ボレーラはバイレ・デ・パリージョ、カスタネットの踊りともよばれる、
スペインの古典舞踊で、アンダルシア発祥のものとされます。
クラシックバレエのテクニックに、スペインの民族舞踊、それもアンダルシアのスパイスが加わったもの、とでもいえばいいでしょうか。
跳躍、回転、アントルシャ(跳躍して空中にいる間に足を交差させるバレエのテクニック)などが特徴的で、バレエシューズで踊られます。
このエスクエラ・ボレーラとフラメンコ、民族舞踊、クラシコ・エスパニョールもしくはダンサ・エスティリサーダとよばれる、エスクエラ・ボレーラとフラメンコがまざったような舞踊、このすべてがスペイン舞踊なのであります。
現在ではあまり上演されることがありませんが、きちんとした技術で踊られるエスクエラ・ボレーラといえば、それはそれは美しく、すばらしいものです。
現在ではあまり踊られることがありませんが、
(ナニ・パーニョスがすばらしい舞台をみせてくれたりはしてますが)
それだけに今回の公演が楽しみです。
1部が
エスクエラ・ボレーラの大家アンヘル・ペリセ振付けの
「スペイン王妃のための6つのソナタ」、
ビクトリア・エウヘニア振付けの「チャコナ」と
ホセ・アントニオの「サラバンダ」
2部はアルベニスの曲でホセ・アントニオ芸術監督振付の
「ラ・カレータのざわめき」「コルドバ」と
グラン・アントニオ振付けの
「プエルタ・デ・ティエラ」「エリターニャ」
3部はかつて日本公演でも上演されたことのあるマリエンマ振付けの
「ダンサ・イ・トロニオ」
フラメンコも大好きだけど、エスクエラ・ボレーラも大好き!
なかでもグラン・アントニオ振付けの「エリータニャ」は前に観たとき、大感動した覚えがあるのでぜひでかけていくつもりです。
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