今、一番、旬なカンタオール、ミゲル・ポベーダが
最新盤「コプラス・デ・ケレール」でみごとゴールド・ディスク賞を受賞しました。
「コプラス・デ・ケレール」はそのタイトル通り、コプラを歌ったアルバムです。
コプラはカンシオン・エスパニョーラなどともよばれるスペイン歌謡。
スペインの演歌、とでもいったらいいでしょうか。
ローラ・フローレス、ロシオ・フラードのようにスペイン歌謡もフラメンコも歌った歌手もいるし
パケーラだって歌っていたし、
スペイン歌謡の曲にはブレリアのリズムで歌われるものもあり、
またフラメンコの歌い手がコプラをブレリアにのせて歌うこともあり
(今週亡くなったベルナルダやその姉フェルナンダがよくやっていました。 Se nos rompio el amor とか、きいたら絶対、思いだすはず!)
そのさかいめは案外あいまい?
いやいや、フラメンコはフラメンコ。コプラはコプラ。
でも家族のようなものなのです。だから、かな。
ミゲルが歌うと、コプラでもフラメンコな表現がたっぷりあるし、
フラメンコ好きなあなたが聴いてもきっと満足できるはず。
でも今回、インターネットのダウンロードや海賊版の影響もあって
CDが売れない、という状況がつづくなか、
みごと3万枚の売り上げを達成しゴールドディスク受賞となったのは
やはり、フラメンコよりもより一般的な人気を誇るコプラを歌ったというのもあるでしょう。
でも前作のフラメンコ「ティエラ・デ・カルマ」でもすでに一般の人気をえつつあったミゲルなら
次作はフラメンコでプラチナ!?も夢じゃない。
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