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© Festival de Jerez/Esteban Abión |
フェスティバル最終日は国際女性デーということもあったのか、地元ヘレス出身マリア・デル・マル・モレーノはパストーラ・ガルバン、ロサリオ・トレド、アナ・サラサールという三人の個性的な踊り手とメゾソプラノ歌手ナンシー・エレーラをゲストに、「自由の叫びと女性であることの受容」をテーマにしたものと、プログラムにありました。あ、そうなのね。そういうことだったのね。
初演ということもあったのかもですがとにかく長い。約2時間。で、芝居仕立てなとこもあったりするんだけど、今ひとつよくわからない。最初、ベルがなって出演者を舞台に促すアナウンスがあったりした後で、彼女の目の前の布が上に上がっていくから、幕が開いたということなんだろうけど、その後展開される各場面は、舞台上のことになるのかと思ってたら、それが心の声や心的葛藤の表現になったり、それらからの表現だったりするみたいで、よくわからない。イメージ先行で整理されてないのかな、という感じ。私が頭悪すぎるのかも、ですが。
最初4人で同じ振りで踊るとこはそれぞれの個性が見えて面白かったです。
マリア・デル・マルのシギリージャ。ほぼずっと下向いて前屈みっぽいのが気になる。彼女のスタイルだといえばそれまでですが。顎を引きっぱなしで首が見えないときれいじゃないかと。
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アナ・サラサールは独身女の悲哀?をテーマに歌い、タラントを踊り、
ハンガーラックにかかったハンガーに吊るした上着を着て、ラックを引きずって登場し「舞台に出ればシャンとする」と言ったロサリオはバタ・デ・コーラでのカンティーニャ。
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脱ぎ捨てて下着姿でルンバ。
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パストーラ・ガルバンは裸足でブレリアを踊り、
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ネグリジェ姿でまた踊る。かと思ったらオペラ『カルメン』のハバネラからのマリア・デル・マルのソレア。
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再び『カルメン』のセギディージャになったり。
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そこからのフィエスタ場面へ。でまたこれが延々と続くわけです。
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楽しめなかったのは2週間の疲れも溜まってる私が悪いのかもだけど、昨今、1時間10分くらい、長くても1時間半というのがスタンダード。2時間やるなら途中で休憩あってもよかったのでは、と思ったことでありました。