スペインに数あるフラメンコ・コンクールの中でも最も有名な、ムルシア州ラ・ウニオンでのカンテ・デ・ラス・ミーナスの国際コンクール。
8月12日に行われた決勝の結果は以下の通りでした。
カンテ大賞ランパラ・ミネーラ ロシオ・ルナ(ミネーラ、カルタヘネーラ、シギリージャ、グラナイーナ・イ・メディア・グラナイーナ)
ギター部門 フアン・ルイス・カンポス“エル・ポティ”
舞踊部門/男性 ジョエル・バルガス
女性 ロシオ・ガリード
楽器部門 ラウル・ペレス(ピアノ)
ロシオ・ルナは1998年コルドバ県カニャダ・デル・ラバダン生まれ。子供の時から各地のペーニャなどの舞台に立ってきた。ギターのポティはグラナダ出身。舞踊のジョエルはカタルーニャのタラゴナ出身で、マヌエル・リニャンの『ビバ!』やタブラオなどで活躍。ロシオはアルメリア出身で、すでにスタジオを持っているとか。ラウル・ペレスはウニオンの隣町カルタヘーナ出身だそうです。
おめでとうございます。
なお、カンテでは
マリア・アンヘレス・クルサードがファルーカ、
セルヒオ・ゴメス“コロラオ”がソレア、
アントニオ・ホセ・ニエトがタランタで
部門賞を受賞しました。
なおコンクールの模様はYouTubeのオフィシャルチャンネルで観ることができます。
オフィシャルには準決勝のビデオもありますよ。
今年は決勝に進んだ人が、舞踊男女各1名、楽器1名、ミネーラ部門1名と少なく決勝に進んだ時点でもうすでに受賞が決まっていた感があり、ハラハラドキドキはなかったような。
舞踊でいうと、やはりエドゥアルド・ゲレロ優勝メルセデス・デ・コルドバ準優勝の2013年みたいなのは例外ですね。あの年はマリア・モレーノ、チョロという他の年なら優勝の踊り手たちが決勝にも進めなかった(まだ舞踊に女性/男性と分けられてなかった)くらいでしたが、実力派でもコンクールに出場するとは限らないし。
なお、今年の準決勝をYoutubeの中継で見てて思ったのは、舞踊がなんか明後日の方向に行っちゃってる?感。足足足。マドリのタブラオとかもちょっとそういうとこある気がするけど、踊りって足だけじゃない。構成でメリハリつけてこそ足のテクニックも生きてくるし、体づかいや動かないことでの表現も大切だよな、やっぱり。と思ったことでした。
と思う私はもう古い?そうじゃないことを祈ります。
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