2020年9月25日金曜日

アンドレス・バリオ『ウニベルソ・ロルカ』

 フラメンコというよりジャズ。

フラメンコもロルカもモチーフに過ぎず、ジャズのテクニックで能弁に自分語りをする。そんな感じのピアノでした。

かつてのカニサーレスを思い出させる超早弾き。音の多さ、永遠におわらないかと思うほど長い曲。原曲のモチーフを様々な形に変化させ、展開させていくという形もジャズじゃない?

コンパス刻んだり、もするんだけど、それは従属的存在。世界の中心は俺。

歌のアンヘレス・トレダーノの正確な音程は彼が必要としていたものなのでしょう。彼女が6曲目エル・ビトの途中でソレアを歌っても、その伴奏ではなく、違うことをして着地だけ一緒、という形。

リズムが跳ねてる。言葉がとめどなく溢れ出る。巧みなんだろうけど飽きてくる。

Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro

ウトレーラ生まれのまだ22歳だとか。スペイン各地のジャズ祭にも出演しているようだけど、これから世界に展開するつもりなら、フラメンコは強みになるに違いない。



Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro

普通にストレートなフラメンコ曲とかも弾いているのかな。ちょっと探してみようかな。ジャズファンの意見も聴きたいな。でも私はとりあえずお腹いっぱい。



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