それをタイトルにしたソロ作品でビジャマルタ劇場にメインで初登場したチョロ。
1985年ウエルバ生まれのヒターノで、マノロ・マリンらに師事。後、ヘーレン財団フラメンコ芸術学校に学んだ。イスラエル・ガルバンやラファエル・カンパージョ、マヌエラ・カラスコ、ハビエル・バロンらのカンパニーでの経験を経て、2015年「アビソ。バイレス・デ・ヒターノス」でソロデビュー。
この作品で、ヘレスのフェスティバルで新人賞を取った時、作品賞だったかのリニャンに、ぜひ演出を、と申し出て実現した、というから、ヘレスのフェスティバル生まれの作品。
ヒターノの歴史に自分を重ね合わせ、
押さえつけられていたものから解放される、的なイメージなのだろう。
歌い手達に抑えられているイメージと
ゲストのペドロ・エル・グラナイーノが熱唱するジェレムで始まり
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
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ペテネラ
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
グアヒラ
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
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バックの歌はペテネラやグアヒラでも結局彼の踊りはブレリア一辺倒。
と言ったら言い過ぎかもしれないが、曲ごとの性格を踊り分けてるようには思えない。
ペテネラの悲劇的雰囲気やグアヒラの南国の感じなどは全く感じられない。
これなら最初から最初までソレアとブレリアやっているのと一緒では?
写真を見ても同じようなポーズばかりだ。
黒を基調とした舞台でも、しっかり動きを見せる照明。
歌い手やギタリストの位置を変えて変化を持たせるなど、リニャンの演出はいい。
でもどんなにきれいな包装紙に包んでも中身は一緒。
怒涛のサパテアードだけ。
それでも好きな人は好きなのだろうが、私にとっては残念な結果に他ならない。
アルフォンソ・ロサの舞台もそうだったけど、女性のように衣装で変化がつかないこともあって、男性一人の舞台は色々難しいのかなあ。
あ、今回は衣装変えてたのちゃんとわかりました。
でもあの流行りの?裾がすぼまってるパンタロンって足短く見せません?
最初のファルーカの衣装が、伝統のトラへコルトなんだけど、裾が気になって。
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