初日を飾ったのはスペイン国立バレエ団。
グラン・アントニオの振り付け2作と、ブランカ・デル・レイ振り付けの『マントンのソレア』、ラファエル・アギラールの『ボレロ』と、歴史的な作品を並べた第一部と、日本公演でも好評だった現芸術監督アントニオ・ナハロ「アレント」という2部構成。
『エリターニャ』はグラン・アントニオ振り付けのエスクエラ・ボレーラの名作。
バレエシューズで、カスタネットを使って、とボレーラの王道。
クラシックバレエ団もかくやというほどの、高い技術を持つカンパニーだけに、圧巻。
何十年も前の振り付けだが、古びることなく、伝統を今に伝える、素晴らしい作品。
跳躍、回転、フォーム。どれを取っても素晴らしく、美しい。
ダンサーたちもよくそろっており、バレエ団の名にふさわしい。
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
昔から国立を見ている人なら、アントニオ・マルケス版を思い出すかも?
が、ヘレスで踊った、ソリスト、ホセ・マヌエル・ベニテスは細身で華奢で、
グラン・アントニオそっくり。素晴らしいテクニックで名作を蘇らせた。
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
大判のマントンで変幻自在に見せる名作だ。
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第一舞踊手セルヒオ・ベルナルが、しなやかで強靭な肉体で魅せる。
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休憩を挟んでの『アレント』
ナハロ監督のモダンな意欲作。
新スペイン舞踊、とでも言いたくなるほどに、サパテアードやカスタネットを始めとするスペイン舞踊のテクニックを使いながら、ブロードウェイミュージカルのように、華やかにショーアップされているのが特徴。
この写真でもわかるように、とにかくダンサーがよくそろっており、目のご馳走。
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
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ミュージカルの一場面のような男性群舞。
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カスタネットとバタでの動きの美しさ。
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カスタネットと椅子を使ってのフィナーレに、会場は喝采に包まれた。
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深夜24時からはゴンサレス・ビアスのボデガ、酒蔵で、アントニオ・レイのリサイタル。
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