17時からの高校講堂でのリサイタルは、ダビ・カルピオ。
飛行機に乗り遅れたというマリア・テレモートの代わりに急遽舞台に立つこととなった。
というのも前日の、マヌエル・リニャンの舞台で伴唱していたから。
ニーム出身のギタリスト、アントニオ・モジャの伴奏で、ぶっつけ本番でリサイタルに挑む。
最初はトナー。しっかりと歌い上げる。
「本当は、もっと別の形でここの舞台に立ちたかったけど、これも入るべき時に入るべきところにいたということで」
と話し、続いてはマラゲーニャ。
講堂とは言っても、広めの教室のようなところで、マイクなしの舞台。
なので、微妙な節回しやニュアンスもしっかり伝わる。いいね。
アレグリアス/カンティーニャ、ジャーナリストたちに捧げたソレア、シギリージャ、そしてブレリア。
ヘレスの伝統をしっかりリスペクトしながらも彼流に噛み砕いて歌っている。いいね。
1975年ヘレス生まれ、というから、え、もう41歳?
若くしてヘレスから出て、舞踊団伴唱を長く務めていたという。
ヘレスに帰ってきてから、ヘレスの踊り手たちの伴唱を務めるようになり、それが今では他の、第一線の踊り手たちの伴唱も務め、またソロでもあちこちで歌っているし、CDも出している実力派。
いやいや、また是非聴きたい歌い手だ。
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