「コントラ・クエルダス」ということは弦と戦うのか?
5人のギタリストを招いての公演。
幕が上がる前からブレリアの太い音が響く。
パコ・デル・ガストールだ。
昔ながらのフラメンコの音。その音にききほれる。
ソレア。昔ながらの歌詞を歌う。がその声とギターがからみあうことはない。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
そしてクプレ。シエリト・リンドやバンビーノのヒット曲「ボイ・ア・ペルデール・カベサ・ポル・トゥ・アモール」など。
3人目のギタリストはマノロ・フランコ。 風格がでてきた彼のギターは歌をもりたてる名伴奏なのだが、 彼女はきいていないようにみえる。タラント、ティエント。
マヌエル・バレンシアはシギリージャ。ソロかと思うほど長いイントロでお色直しをおえてマリナが登場し歌う。続いてバンベーラ。うーん、バンベーラにきこえない。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
うーん、マラゲーニャもマラゲーニャにきこえないし、伴奏も音を少なくしてるのはいいが、なんかあっていないきが。うーむ。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
複数のギタリストと共演することで変化をつけるのはいい。でも彼女自身は誰がきてもかわらない。どの曲を歌っても、なぞっているようにしかきこえない。こちらになにも伝わってこない。ほぼ2時間のリサイタルは長い。
なお、ろうそくやカンテラをたくさん飾った舞台。マリナの横にはグラナダ名物寄木細工のテーブル。椅子には豪華な刺繍のマントン。バックには裸電球と4つの額縁、と、雰囲気をつくろうとしたようだ。でもホリゾントに木やタイルの柄のような模様をうつしだすので、額縁はじゃまでは?
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