アントニオは一昨年のラ・ウニオンのコンクール、楽器部門の優勝者で、イスラエル・ガルバンの公演「ロ・レアル」「フラ。コ。メン」などにも出演しているパーカッション奏者。
バダホスの音楽学校の先生でもあり、博士号ももっている。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
ゲストのフアン・ホセ・アマドールが朗々とサエタを歌い、マリンバでのタランタへ。
ソレアはテーブルにむかいあってつき、アントニオが卓上の、お皿やフォーク、コップで音をだしていき、それを伴奏にフアン・ホセが歌う。面白い。けど、リズムはあっても音程がとれないから 歌う方はたいへんだろう。また回したお皿のように、リズムが乱れることもあったしね。
元はアントニオの生徒だったというアグスティン・ヒメネスがビブラフォンでパコ・デ・ルシアのミネーラを。思い入れの伸ばし方が強くてコンパス感がなかったのは残念。音質のせいか、ディズニーランドみたいな感じ。
再びアントニオでラモン・モントージャのロンデーニャ。
アントニオとアグスティンがパルマをうって、客席をまわる。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
なるほどたしかにパルマもパーカッションだ。
ポリゴノ・サン・パブロという、フラメンコの曲名が通りの名に使われている地区でおきた事件(その内容はプログラムとともに配られた) みっつをモチーフにしたパートでは、
ポータブルレコードプレーヤーでならされるフアン・ホセがこどものころに録音したレコードの音にあわせて、ティンパニや箱を叩いたり、
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
フアン・ホセの歌声に小太鼓であわせたり。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
音がでるものはなんでもフラメンコになりうる、その気があれば。ってことかな。
興味深いコンサートでありました。
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