2016年9月17日土曜日

「マラガ」

オテル・トリアーナは「マラガ」
マエストランサ劇場の公演が2時間もあり、両方みようとすれば食事はあきらめなければならないわけだが、やっぱりお腹がすいたので、友達とタパ。
そんなわけで会場についたときはすでに始まっていた。
前半のシモン・ロマンのカンテとこの作品を企画したフアン・レケーナのソロを見逃した。残念。

Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.

ルイサ・パリシオのカンティーニャはゴージャスなバタ・デ・コーラで。
ミラグロス・メンヒバルの愛弟子だけあって、 バタさばき、マントンさばきの見事なこと!
去年、ヘレスでみたときも思ったけど、昔のミニ・ミラグロス的なかんじはうすまり、個性もでてきた。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.
続くビルヒニア・ガメス。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.
ラモン・マルティネスはソレア・ポル・ブレリア。
元アンダルシア舞踊団で、もうセビージャの方が長い彼もマラガ出身。
やわらかな、まるで女性のようなブラソは美しい。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.
そして最後は真打ちカレーテ!!!
タラント。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.
それまでバルで談笑していた人たちもみんな舞台に釘付け。
タラントはちゃんと、タラントのアイレ。すなわちシリアスに踊っていたんだけど、やっぱりカレーテ流。 タンゴになったら全開!全速!
この人の魅力は、フラメンコのお約束を破っているようでいて、コンパスの中で自由自在に泳ぎ回っている、そのフラメンコ性。人を楽しませることが大好きで、ユーモアがあって、見ている人誰をも幸せにしてくれる。
75歳という年齢をまったく感じさせないほどのエネルギー。いやいやものすごい。

フィン・デ・フィエスタも楽しく、いやいや、みんなを笑顔にしてくれたのでありました。

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