はじまりはロマンセ。パルマだけの伴奏で歌うロマンセ。パストーラ・ガルバンが踊る。最初の踊り始め、歌い手の合図にぱっとこたえる彼女のかっこよさ。フラメンコ筋肉が発達している、という感じ。パストーラは、カルメン・レデスマやコンチャ・バルガスのような振りで踊る。最後はホセと下手袖にはいっていくのだが、その最後までくるんと回っていくのも楽しい。期待高まるオープニング。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
レブリハーノと長らく共演したゲストのバイオリン奏者、ファイサルのソロ。
フアン・レケーナの伴奏でソレア。でもオリジナルのアルバムで歌った歌詞ではない。あれ?
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
マヌエル・パリージャの伴奏でティエント、タンゴにはレケーナも加わる。
音響ボリュームが大きすぎるからか、口の中でうわんうわんしているからか、歌詞がききとりにくい。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
パストーラの白いバタ・デ・コーラでのアレグリアスは、前回のビエナルで上演した作品のもので、マティルデ・コラルの真似。それがバイオリンの音でバタを脱ぎ、黒いドレスになる。??? 喪に服しているの? わけがわからない。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
また、伴唱はコーラス隊(セルヒオ・アギレラ、インマ・ラ・カルボネラ、アンパロ・ラガレス)がするのだが、うーん、せっかくだからホセの歌でみてみたかった。
パリージャ伴奏のシギリージャ。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
たしかに椅子のこしかけかたや、ギタリストの肩をつかんだり、の形態模写?や、レブリハーノの歌い方のマネなどもあった。他のアルバムで彼が歌っていた歌詞もあった。いや、でも私が見たかったのはそういうのじゃない。
熱唱はいい。でもフラメンコのオレ!って雄叫びにではなく、たとえば、微妙な音程の下がり方をかすれるような感じでコンパスにみごとにはいっていくような、繊細な表現をするようなとき、名人技の節回しなどにでるのではなかろうか。人それぞれだとは思うけど、私は大音量とパワーでぐいぐいおしていく体育会系みたいなカンテは苦手だ。
前回のビエナルのときは、もっとよかったと思うんだけど、今回はレブリハーノのプレッシャーがおおきすぎた?
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