フェデリコ・ガルシア・ロルカの
「アモール・デ・ドン・ペルリンプリン・コン・ベリサ・エン・ス・ハルディン」
ペルリンプリンとベリサの庭での恋
をフラメンコ化した
「アレルヤ・エロティカ」
ベリサをロサリオ・トレド
ドン・ペルリンプリンをホセ・バレンシア
そしてシンボルとしての人物にダニ・メンデス
踊り 歌 ギター
3人だけの舞台
若い娘ベリサのロサリオは熱演
そのかなり年上の亭主ペルリンプリンのホセも
歌に芝居に熱演
かなり稽古を重ねたことだろう。
若く奔放なベリサを
アレグリアスなどフラメンコ曲にのせて踊っていく
年配のペルリンプリンには
若すぎるが歌い踊り芝居をし
そしてその歌がきちんとしている。
作品としてはかなり完成度が高いし
上質なフラメンコでもある。
Antonio Acedo |
でもなんかすっきりしない。
前知識がなくても
物語が理解できるかというと疑問。
フラメンコの部分がよければ
物語なんてどうでもいいと思う観客もいるだろうが
物語のある作品の場合やはりそれでは問題だろう。
この作品が誰に向けてつくられているのか
どういうマーケットがあるのか
もよくわからない。
そんなもやもやがあったから
私は素直に楽しめなかったのかもしれない
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