2012年3月11日日曜日

ヘレス・フェスティバル2012 16日目夜ホアキン・グリロ「マル・デ・フラメンコ」

いよいよ2012年のヘレス・フェスティバルも今夜で閉幕。
その舞台を飾るのはホアキン・グリロ。
「マル・デ・フラメンコ」
フラメンコの海

地球の映像が緞帳にうつしだされ
アントニオ・セラーノのピアノがながれ幕があく。
ビルジン・カナスによるトルコの伝統楽器の笛が響く。

アレグリアスだ。
白いパンタロン。
フレコ、フリンジのついたジャケットで踊るホアキン。

足に鈴をつけ
チンチン?かな、金属製のカスタネットのようなものを手に
ギターのタランタで踊りはじめる。

下手には
アラブ風のクッションに座ったミュージシャン

Foto;Javier Frgo


コンテンポラリーのダンサー、ハビエル・ペレスが
フラミンゴ(スペイン語ではフラメンコ)を踊る。

白シャツ白パンタロンのホアキンとのデュオでファルーカ
コンテンポラリーとフラメンコの対比が面白い。
Foto;Javier Frgo
Foto;Javier Frgo

ホアキンの姿の美しさ。

妹カルメン・グリロが歌うソレア・アポラー。

Foto;Javier Frgo


ミュージシャンたちによるルンバからコロンビアーナ
そしてホアキンのグアヒーラ
白い帽子に白いスーツの伊達男ぶりが秀逸
男性にとって踊られることが少ない曲だが
キューバの空気そのままに
明るくのびやかにみせてくれた


Foto;Javier Frgo

最後はブレリア。
満天の星のもと
モライートに捧げたブレリアで
フアン・レケーナがモラオのブレリアを弾き
客席から現れたホアキンは
そのファルセータそのままにサパテアードで音楽を奏でる。

超コンパス



Foto;Javier Frgo

作品としてみればつっこみどころ満載。
でもそんなことを忘れさせるほど
このブレリアが素晴らしかった。

お約束のフィン・デ・フィエスタも楽しく
16日間に渡るフラメンコの祭典は幕を閉じた



来年は2月22日から3月9日までです。

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