2011年6月30日木曜日

コルドバでのクルシージョ

2016年欧州文化の首都の最終候補に残りながら
サン・セバスティアンに決定し
コルドバにならなかったのは残念なことだが、
今年も7月には恒例の
ギターフェスティバルが開催される。
そのコルドバで初めて、
ラファエル・エステベスとナニ・パーニョスらによる
夏期舞踊集中クラスが開催される。
朝からバレエ、スペイン舞踊、フラメンコとクラスが続き、
後、振り付けのアトリエ、コンテンポラリーと
朝9時半から17時半までフルに学べるというもの。
ラファエル・エステベス、ナニ・パーニョスをはじめ
第一線で活躍しているダンサーたちが講師をつとめる。







コルドバのクルシージョ
74(月)〜8(金).18(月)〜22(金)、25(月)〜29(金)各930分〜11
[教]〈b〉アラレオ・モジャーノ
[内容]クラシックバレエ
74(月)〜8(金).11(月)〜15(金)各1110分〜1225
[教]〈b〉ナニ・パーニョス
[内容]スペイン舞踊 中上級
74(月)〜8(金).18(月)〜22(金)各1230分〜1330
[教]〈b〉アルバロ・パーニョス
[内容]フラメンコ

74(月)〜8(金).11(月)〜15(金)、18(月)〜22(金)、25(月)29(金)各13時30分〜15時
[教]〈b〉ラファエル・エステベス、ナニ・パーニョス
[内容]振り付けのアトリエ/スペイン舞踊とフラメコ 

74(月)〜8(金).18(月)〜22(金)各16時〜1730
[教]〈b〉トーマ・アラウホ
[内容]コンテンポラリー

711(月)〜15(金)1230分〜1330
[教]〈b〉ラファエル・エステベス
[内容]フラメンコ
711(月)〜15(金)1230分〜1330
[教]〈b〉アントニオ・ルス
[内容]クラシックバレエ
711(月)〜15(金).各16時〜1730
[教]〈b〉アントニオ・ルス
[内容]コンテンポラリー


718(月)〜22(金)、25(月)〜29(金)各1110分〜1225
[教]〈b〉アフリカ・モレーノ
[内容]スペイン舞踊 中上級
725(月)〜29(金)1230分〜1330
[教]〈b〉ダニエル・ナバッロ
[内容]フラメンコ
725(月)〜29(金)各16時〜1730
[教]〈b〉マリア・カベサ・デ・バカ
[内容]コンテンポラリー
[場]コルドバ サラ・リトモ
[料]各クラス75ユーロ(振り付けのアトリエは1週間につき)
同じ週に複数のクラスをとる、複数の週にわたってうけると割引あり。
またバレエ、スペイン舞踊、フラメンコの3つのクラスをとると1週間150ユーロで振り付けのアトリエが無料となる。
[問]http://cordobanosolodanza.blogspot.com/

2011年6月27日月曜日

映画「モレンテ」

先日少しお話しした

そのとき

そこにエンリケがいる

と思う、そんな映画。

と書いたけど
本当に
私はそう思ったんだ。

エンリケがいなくなってしまって
もう半年。
マドリードでのお通夜にも行ったのに
まだ実感がわかない。

映画はそんな気持ちを後押し。
いつもの微笑み。
うん、彼はいつも笑っていた。
グラナダ訛のおしゃべり。
ちょっとした話に多くを学んだ。
フラメンコへの真摯さ。
深く深くフラメンコを愛し
理解し
再創造していったエンリケ自身が
そこにいる。
こどもたちをみるまなざしのやさしさ。

映画は
2010年7月2日、
ピカソの床屋として知られた
エウヘニオ・アリアスの故郷
ブイトラゴ・デ・ロソジャでのコンサートや
そのための稽古、
町歩き、そしてアリアスのコレクションであるピカソ美術館を訪問し
アリアスの息子と語る姿を、
生まれ故郷グラナダの
アルバイシンを歩き
アラブ風呂で
エストレージャ、ソレア、ホセ・エンリケという
こどもたちと語り歌うところを、
9月24日
バルセロナのリセウ劇場での公演やそのリハーサル、
カフェで電話取材にこたえる彼を、
11月
入院を前に
ソフィア王妃美術館でゲルニカを前に
歌いたたずむエンリケを、
入院の三日前
ジャズピアニストの伴奏で
亡くなったアントニオ・ベガの曲「堕ちた天使」を歌うモレンテを
とらえている。

それは月日通りに現れるのではなく
いろいろな瞬間がとりどりに現れるのだが
そこにはたしかに
エンリケ・モレンテ、
その人がいる。




昨日、ラジオで、
かつてラジオでユーモア番組をやっていて
最近フラメンコ小説を書いた
フアン・ルイス・カーノが
「エンリケの本当のすごさをフラメンコたち自身も
まだわかっていない」
と言っていたのに
大きくうなづく。
歴史がきっと証明してくれるだろう。


それにしても
どうして
こんなに早く
突然に
いってしまったのだろう。。。

2011年6月26日日曜日

グアロ フラメンコ祭


マラガとロンダの中間あたり、
マラガ県マルベージャから山の方へずんずんと上がって行ったところにある
山間の町グアロ。
この町のフェスティバルは
ろうそくの灯りが町を彩る、というロマンチックなもの。

今年のフラメンコ祭では
若手とベテランが登場する。




ルナ・フラメンカ祭
722(金)
23時[出]〈g〉ニーニョ・リンキン、〈朗読〉エドゥアルド・バンフェラ
24時[出]〈c〉イサ・フラード、〈g〉イスマエル・ルエダ
1時[出]〈c〉ヌリア・マルティン、〈piano〉ビクトル・バジェーホ、〈perc〉フランシスコ・ヌーニェス
2時[出]〈b〉ラ・チキ、〈g〉ホセ・ナバッロ、〈c〉ヌリア・マルティン、〈perc〉フランシスコ・ヌーニェス
[場]マラガ県グアロ プラサ・デ・ラ・ビジャ
723(土)23
[出]〈c〉エル・カブレーロ、アルヘンティーナ、ビルヒニア・ガメス、ルイス・ペルディゲーロ、〈g〉ラファエル・ロドリゲス、ボリータ、エウヘニオ・イグレシアス、マノロ・シルベリア、チャパッロ・デ・マラガ
[場]マラガ県グアロ アウディトリオ・デ・ルナ・モーラ
[問]http://www.guaro.es

2011年6月25日土曜日

アントニェーテのクルシージョ

数年前
セビージャの
アラメーダ/フェリア地区に
スタジオを開設したアントニェーテ。
コルドバ生まれだが
セビージャやバルセロナのタブラオで活躍し
ハビエル・ラトーレ振り付けのフラメンコ・ミュージカル
「ロス・タラントス」にも出演していた。

通常は午後のみクラスを行っている彼だが
7月はお昼にクルシージョを行う。

4週間のうち3週間はアントニェーテ自身が
もう1週間は元クリスティーナ・オヨス舞踊団、
スサーナ・カサスが教える。
週4日のみのクラスだが
1ヶ月通して受ければ170ユーロ
*6月中に申し込めば150ユーロに割引

これまで7,8月はクラスがないということで
留学生がみな帰ってしまったものだが
今年はクルシージョもいろいろ。
暑いセビージャだが
フラメンコ三昧で行けるかも



アントニェーテのスタジオでのクルシージョ
74(月)〜7(木)12時〜1330
[教]〈b〉アントニェーテ
[内容]マルティネーテ、シギリージャス
711(月)〜14(木)12時〜1330
[教]〈b〉アントニェーテ
[内容]ティエントス、タンゴス
718(月)〜21(木)12時〜1330
[教]〈b〉スサーナ・カサス
[内容]アレグリアス マントンのテクニック
725(月)〜28(木)12時〜1330
[教]〈b〉アントニェーテ
[内容]ロマンセ
[料]170ユーロ(1ヶ月)、80ユーロ(1週間)
[問]www.estudioflamencoantonete.com estudioflamenco.antoniete@hotmail.com

2011年6月24日金曜日

第43回レウニオン・デ・カンテ・ホンド

セビージャ県の山間の町、プエブラ・デ・カサージャ。
この町のフラメンコ・フェスティバル、
レウニオン・デ・カンテ・ホンド、
カンテ・ホンドの集い
も今年で43回目。

 ホセ・メネセ、ディエゴ・クラベル、
故ミゲル・バルガス、マヌエル・ヘレーナ、
ルビートら
数多くの歌い手たちを輩出してきたフラメンコの町でもある。
今年ももちろん地元が誇る、
メネセ、クラベルらが出演する。




★第43回レウニオン・デ・カンテ・ホンド
7/2(土)21時「フラメンコと共和国」
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉ペドロ・バラガン
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ ボデガ・アントニオ・フエンテス
7/4(月)21時第4回“フランシスコ・モレーノ・ガルバン”フラメンコの歌詞コンクール
[出]〈c〉ベアトリス・ロメーロ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ ラ・エルミータ広場
7/5(火)22時30分
[出]アルマ・モリスカ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ 市役所広場
7/6(水)22時
[出]〈b〉イニエスタ・コルテス
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ 市役所広場
7/7(木)22時
[出]〈c〉フアン・ソト、〈g〉ホセ・タラべラ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・ヌエバ
7/8(金)22時
[出]〈c〉ラウル・モンテシノス、〈g〉マノロ・フランコ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ ラス・メリアス広場

79(土)23
[出]〈c〉カンカニージャ・デ・マラガ、アナ・ラミレス“ラ・ジージャ”、ルビート・イーホ、ディエゴ・クラベル、ホセ・メネセ、〈b〉ペペ・トーレス、ラ・モネータ、〈g〉アントニオ・カリオン、マヌエル・エレーラ
[場]セビージャ県プエブラ・デ・カサージャ フエンロンギージャのパティオ
[問]http://www.pueblacazalla.org

2011年6月23日木曜日

アルカサル庭園の夜

今年もまた
“アルカサル庭園の夜”コンサートが帰ってきた。
今年で12回目を迎えるこの催し、
文字通り、
セビージャのモニュメント、アルカサルの庭園で
夜間に行われるコンサート。

6月29日水曜日
スピリチュアルミュージックで幕をあけ
クラシック音楽やワールドミュージック,ジャズなど
色とりどりのプログラムで
9月11日まで毎夜開催される。


フラメンコ公演もいくつか。
そのほかにも
昨年のビエナルでドランテスと共演した
ジャズ、ウッドベース奏者ルノー・ガルシア=フォンス(7/8)や
アラブ・アンダルシア音楽など
フラメンコ・ファンにも気になる音楽が。


★アルカサル庭園の夜
7/1(金)22時30分「エレンシア。マヌエル・ソト・ソルデーラに捧ぐ」
[出]〈c〉エンリケ・ソト“ソルデーラ”、〈g〉サルバドール・グティエレス

7/9(土)、8/27(土)、9/3(土)22時30分「グロサ・フラメンコ」
[出]〈c〉アリシア・アクーニャ、ニーニョ・デ・エルチェ、〈g〉ラウル・カンティサーノ
[料]4ユーロ
[問]http://www.actidea.es/nochesalcazar2011/
前売 http://www.ticktackticket.com/cajasolticket/ 
(1週間前の月曜日から翌週のもののみ発売)
電話/インターネットでの発売は1ユーロの手数料がかかる

2011年6月22日水曜日

第2回アンダルシア青少年フラメンコ・コンクール

6月18日、
ウエルバのグラン・テアトロで
第2回アンダルシア青少年フラメンココンクールの決勝が行われた。
バイレ、カンテ、ギター
150人が参加したという
予選を勝ち抜いた二人ずつが出場。

フォスフォリート、ロシオ・モリーナ、ラウラ・ビタル、
キケ・パレデス、セビージャのペーニャ協会会長らによる審査が行われ
優勝したのは

バイレは
コルドバ出身、長身の
ウーゴ・ロペス。
小島章司公演で来日経験もある。
せんだってコルドバで行われた日本支援公演にも出演していた。


カンテは
ハエン県ビジャカリージョ出身
カルロス・クルス

ギターは
アルメリアのダビ・カロ。

それぞれ3000ユーロの奨学金と
来年度のフラメンコ・ビエネ・デル・スールでの公演を勝ち取った。

2011年6月21日火曜日

フラメンコ・ア・ノウ・バリス


バルセロナの老舗フラメンコ祭のひとつ
フラメンコ・ア・ノウ・バリス
が今年も開催。

プログラムは以下の通り。

★フラメンコ・ア・ノウ・バリス
6/30(木)21時30分
[出]〈c〉カプージョ・デ・ヘレス、ラ・タナ
7/1(金)21時30分
[出]〈c〉ルイス・エル・サンボ、カンカニージャ、ホセ・バレンシア
7/2(土)21時30分
[出]〈c〉マイテ・マルティン、〈b〉イニャキ・マルケス
[場]バルセロナ Pl. Major de Nou Barris, 1
[料]15ユーロ
[問]前売 http://www.servicaixa.com/


ノウ・バリスはバルセロナ市のはずれ、
会場は地下鉄4番線Llucmajorからすぐ

2011年6月20日月曜日

アル・グルグー 2011

セビージャ郊外の村、アラアルで開催された

全部のプログラムをみることはできなかったが
週末はこの、人口2万人弱の村で
フラメンコを楽しんだ。

木曜日20時過ぎからは
フラメンコにおける女性ミュージアム内のホールで
映画「モレンテ。ピカソの床屋」

この3月にマラガの映画祭で初めて上映されたこの映画、
去年の今頃、ピカソの床屋として知られるアリアスの生まれ故郷、
マドリード県ブイトラゴ・デ・ロソジャでの公演や
バルセロナ、リセウ劇場での公演、
練習風景などを追ったドキュメンタリー。
入院のその週に撮影された
ゲルニカの前でのエンリケなど
素晴らしい映像が満載。
モレンテと会った人なら誰もが

そこにエンリケがいる

と思う、そんな映画。

その後、この村出身で
現在、セビージャのタブラオ、
パラシオ・アンダルースで踊っているエンリケ・ラミレスの公演。


翌17日は
マティルデ・コラルへのベルデ・テ・キエロ・ベルデ賞の授賞式


それに引き続き、
マティルデの書いた
エスクエラ・セビージャについての文を
女優、アナ・フェルナンデスが朗読

公演はペパ・モンテスとリカルド・ミーニョのグループ

ペドロ・リカルド・ミーニョのピアノは
抜群にキレのいいブレリア、
セグンド・ファルコンとのマラゲーニャ、ファンダンゴス


深紅のバタ・デ・コーラによるカーニャ

そしてバイラオール二人を従えてのアレグリアス

ペパの踊りは
マティルデが築き上げた
エスクエラ・セビジャーナ、
セビージャ派を見事に受け継ぎ、
優美な女性らしさが特徴。
その腕の動きの、かたちの美しさ。
激しくサパテアードをうっていても
決して失わない品格。

「フラメンコはその人が内にもっているものが出る」
とペパ。
「だからいろんなフラメンコがあって
それぞれに美しく、楽しいの」

いやあ久しぶりに本物を堪能させて頂きました。


翌土曜日はこのアラアルのフェスティバルで
フラメンコの歌い手として
アンダルシアのデビューを飾ったピティンゴの公演が予定されていたが、
喉を痛め中止で残念。

2011年6月19日日曜日

マラガ 夏のフラメンコ・コース

夏は海、そして太陽
というわけで
マラガではダンス,シー&サン
という名のフェスティバルが開催。
フラメンコ、バレエ、コンテンポラリーなど
ダンスのクルシージョのほか
講演やビデオ上映なども行われ
舞踊と夏を楽しむ催しだ。


★マラガ 夏のフラメンコ・コース 第3回“ダンス,シー&サン”
7/4(月)〜9(土)
[教]〈b〉ヌリア・レイバ(4〜7日)、ラファエル・エステベス(8、9日)
[内容]11時〜13時
[料]120ユーロ(ヌリアだけ95ユーロ、ラファエルだけ60ユーロ)
[教]〈b〉マビ・アルティージョ
[内容]初級
[料]75ユーロ
[場]マラガ カノバ劇場
[問]http://www.danceseaandsun.com/
※ほかに講演、バレエ、コンテンポラリーなどのクラスもあり

2011年6月18日土曜日

バルセロナ 夏のクルシージョ

バルセロナを代表するフラメンコ舞踊学校が
アリバウ通りにある
ホセ・デ・ラ・ベガのもの
光あふれるスタジオには
ビセンテ・エスクデーロの絵が飾られ
なんともいえない雰囲気だ。

この舞踊学校で
夏のクルシージョが開催される。
指導するのはナチョ・ブランコ。
ビデオはこちら
ホセ門下の一人で
アントニオ・カナーレス舞踊団で活躍。
現在は自らのグループでの公演と
教授活動を並行して行っている。



バルセロナのフラメンコ・クルシージョ
74(月)〜15(金)
[教]〈b〉ナチョ・ブランコ
[内容]1930分〜2030分 中級、2030分〜2130分 中上級
[場]バルセロナ ホセ・デ・ラ・ベガ舞踊学校
[問]934543114

2011年6月17日金曜日

イタリカ国際舞踊祭

セビージャ県が主催する、
イタリカ国際舞踊フェスティバル
セビージャ近郊のサンティポンセの町にある
ローマ遺跡イタリカの名前を称するこのフェスティバル、
その遺跡内での野外公演がメイン。
一時はイタリカではなく県庁中庭などで公演することもあったが
今回久しぶりにイタリカにかえってきた。
なお、公演のあるときは夜遅い時間までバスが増発されるので
行くのに便利。


イタリカ国際舞踊祭
7/1(金)〜31(日)
79(土)2230分「トレス」
[出]〈b〉ベレン・マジャ、〈c〉ヘスース・メンデス、〈g〉ラファエル・ロドリゲス

722(金)、23(土)2230分「パセオ・ポル・アモール・イ・ムエルテ」
[出]〈b〉フェルナンド・ロメーロ、ホセ・アントニオ、〈c〉アルカンヘル、ミゲル・オルテガ、
[場]セビージャ県サンティポンセ ローマ劇場
[問]http://www.festivalitalica.es


※フラメンコ公演のみ。このほかにも日本人ダンサー、秋山珠子もいるスペイン国立ダンスカンパニー公演など。





2011年6月16日木曜日

フィンランドのフラメンコ祭

7月、フィンランドのタンペレで
フラメンコ・フェスティバルが開催される。
フィンランド?
って思った人も多いだろうけど
(実は私もその一人)
今年で第16回という歴史を誇るフェスティバルなのだ。
今年のスペインからのゲストはマリナ・エレディア。

そのほかは地元のグループ中心のラインアップだ。
ぐぐってみれば
ヘルシンキにペーニャがあったりもしてるんだね。
フラメンコ好きは世界中にちらばっているのです。


★第16回 タンペレ・フラメンコ祭“フラメンコビッコ”
718(月)〜23(土)
720(水)
[出]バホセロ
[料]185ユーロ
721(木)19
[出]〈g〉ラウル・マノラ・セクステット
[料]275ユーロ
722(金)2030
[出]〈c〉マリナ・エレディア、〈g〉ボリータ
[料]345ユーロ
[場]フィンランド タンペレ
[問]http://www.tampereflamenco.com/

2011年6月15日水曜日

アルカンヘルのリサイタル

6月16日、17日の両日、
セビージャのキンテーロ劇場において
アルカンヘルのリサイタルが行われる。



「オロール・ア・ティエラ」大地の香り
6/16(木)、17(金)21時
[出]〈c〉アルカンヘル、
〈g〉ミゲル・アンヘル・コルテス、ダニエル・メンデス、
〈perc〉アグスティン・ディアセラ
[場]セビージャ キンテーロ劇場
[料]30ユーロ
[問]www.teatroquintero.com
前売 www.servicaixa.com

2011年6月14日火曜日

マドリード 美術館庭園でのフラメンコ

20世紀初頭の、美術収集家の邸宅が
そのまま美術館になった
マドリードのラサロ・ガルディアーノ美術館。
ゴヤの「魔女たち」をはじめ、
グレコ、スルバラン、ムリーリョ、
ボス、ダヴィンチ、
らの絵画のほかにも彫刻、
時計や宝飾品、七宝、銀製品など
展示は多岐に富む。


その庭園で7月、
ギターとカンテの
3つのフラメンコ公演が行われる。


ラサロ・ガルディアーノ美術館庭園フラメンコの夜
71(金)22
[出]〈g〉ハビエル・コンデ
715(金)22
[出]〈c〉マリア・ホセ・ペレス
729(金)22
[出]〈c〉ルビート・イーホ
[場]マドリード ラサロ・ガルディアーノ美術館庭園
[料]10ユーロ
[問]http://www.flg.es


暑い夏の夜のひとときを
フラメンコで過ごすのも悪くない

2011年6月13日月曜日

ミラノ・フラメンコ祭

7月4日から10日まで
ミラノでフラメンコ・フェスティバルが行われる。
主催はフラメンコスタジオ、プント・フラメンコ

メインとなるのは若手舞踊家によるみっつの公演。
75(火)21時「アタドゥーラス」


[出]〈b〉ヘスース・フェルナンデス

76(水)21時「バイレス・イ・カンテス」(クエルポ・イ・アルマ)
[出]〈b〉オルガ・ペリセ

77(木)21時「ムンド・イ・アパルテ」
[出]〈b〉マヌエル・リニャン
[場]イタリア ミラノ ピッコロ劇場スタジオ

このほかに講演、写真展、クラスなども行われる模様。

2011年6月12日日曜日

バークリー音楽大学バレンシア校のフラメンコ夏期コース

ボストンのバークリー音楽大学といえば
誰もが知ってる、
おそらく世界で一番有名な音楽学校。

ここがバレンシア校をいつのまにか!
開いていたのですね。
そしてここで今年の夏、
フラメンコの夏期コースが開催されます。

7/26(火)〜28(木)10時〜18時
[教]〈dir〉ハビエル・リモン、〈perc〉ピラーニャ、〈g〉アントニオ・サンチェス、
〈c〉サンドラ・カラスコ、〈b〉ベレン・ロペス
[内容]フラメンコの曲種、リズム、メロディ、ハーモニーについて
中上級の楽器演奏者/歌手対象 
[場]バレンシア パラウ・デ・ラス・アルツ・レイナ・ソフィア
[料]450ユーロ(カフェテリアでの昼食定食付き)
[問]http://flamenco-es.berkleevalencia.org

2011年6月11日土曜日

フラメンコ・インサイド

6月から9月初めにかけての水曜から日曜、
19時から
マドリードのアルレクイン劇場にて
ラウル・オルテガの
「フラメンコ・インサイド」
が上演中。

6/8(水)〜9/4(日)19時 月火休演
[出]〈b〉ラウル・オルテガ、
ロシオ・グティエレス“ラ・ピミエンタ”、
カリーナ・トゥルシーニ、
〈c〉サラ・サラド、アントニオ・フェルナンデス、
〈g〉アントニオ・エスパニャデーロ、ホルヘ・ロドリゲス、
〈cajón〉カルロス・エル・ウエロ

[料]20ユーロ
[問]http://www.teatroarlequinmadrid.com/

2011年6月10日金曜日

ダブリン・フラメンコ祭

アイルランドのダブリンで7月、
ダブリンフラメンコ祭が開催される。

プログラムは以下の通り。

7/23(土)20時「デ・ウン・モメント・ア・オトロ」
[出]〈b〉ラファエラ・カラスコ、〈g〉ヘスース・トーレス、カーノ、〈g〉アントニオ・カンポス、〈perc〉ルイス・アマドール
7/24(日)17時「カメラータ・フラメンコ・プロジェクト」
[出]〈piano〉パブロ・スアレス、〈チェロ〉ホセ・ルイス・ロペス、〈フルート/サックス〉ラミロ・オベッドマン、〈b〉コンチャ・ハレーニョ
7/24(日)20時「シンコ・ホタス」
[出]〈c〉アントニオ・カンポス、〈g〉ヘスース・トーレス、カーノ、〈チェロ〉ホセ・ルイス・ロペス、〈piano〉パブロ・スアレス、〈b〉ラファエラ・カラスコ
7/30(土)20時「リリカ・クルタ・イ・ポプラル・エン・ムシカ・ホンダ」
[出]〈c〉マヌエル・デ・パウラ、〈g〉ホセ・ルイス・メディーナ、〈perc〉マヌエル・バレンシア、マルコ・バルガス
7/31(日)20時「ヘレス・プーロ。ティエラ」
[出]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ、〈c〉アントニオ・マレーナ、ダビ・カルピオ、〈g〉サンティアゴ・モレーノ、マレーナ、〈perc〉ルイス・デ・ラ・トタ
[場]アイルランド ダブリン The Helix
[問]http://www.flamencoindalo.com
※このほかにラファエラ・カラスコ、コンチャ・ハレーニョ、マリア・デル・マル・モレーノによる舞踊クルシージョなども予定されている。

2011年6月9日木曜日

7月セビージャでのクルシージョ

7月、クルシージョが開催されます。

第1週
7/4(月)〜8(金)18時〜19時30分「タンゴス」20時〜21時「ブレリアス」
[教]〈b〉アンドレス・ペーニャ
[料]タンゴス120ユーロ、ブレリアス100ユーロ

第2週
7/11(月)〜15(金)18時〜19時30分「アバンドラオ」
[教]〈b〉アデラ・カンパージョ
[料]120ユーロ

第3週
7/18(月)〜22(金)18時〜19時30分「アレグリアス」
[教]〈b〉ラファエル・カンパージョ
[料]120ユーロ
19時30分〜21時「バタ・デ・コーラのテクニック」
[教]〈b〉ルイサ・パリシオ
[料]120ユーロ

第4週
7/25(月)〜29(金)12時〜13時30分
[教]〈perc〉  チュペーテ
[料]80ユーロ
18時〜19時30分
[教]〈c〉ラウラ・ビタル
[料]150ユーロ


2011年6月8日水曜日

フラメンコ・ディスコ

6月7日火曜日
サラ・マランダールという、
セビージャには珍しい?ライブハウスで
ちょっと面白い試みがあった。

ヘレス生まれ
マヌエラ・カルピオに学び
14歳からプロとしてタブラオで踊っていたという
ジェシカ・ブレア

セビージャ大学コミュニケーション学部に学び
トリアーナにスタジオを開いた

その彼女の公演、
と思いきや、
彼女のリードで生徒をはじめ
入場者誰でもブレリアやタンゴを踊ってしまえる、
という珍しい催しでありました。

誰にでも参加できるフィエスタ。
実地で学べる実用フラメンコ、
とでもいいましょうか。

カンテは日本でもおなじみ、
ヘレスのフアニジョロ、

ギターはセビージャ郊外カマス生まれのフランシスコ。

まずはソファに座って小手調べ、
ではないですが
ブレリアがはじまります。


 とジェシがたちあがり
みごとなウナ・パタイータを



今度はフロアで生徒さんたちと
実戦クラス

ちなみに生徒さんは
主婦だったりOLさんだったりの
アフィシオナーダ中心
熱血本気のプロクラスではなく、
誰もが楽しく踊れて
フェリアでフィエスタで
踊れるようにしてくれる、
フラメンコのクラスなのです。


その後
舞台でアレグリアスも踊ってくれて
お客さんも皆満足


来週もまた予定されているとか
入場料15ユーロ
でもフィエスタの雰囲気が味わえて
プロの歌とギターで踊れるなんて
なんて安いかも