2010年9月17日金曜日

アンダルシア・フラメンコ振興公社移転



アンダルシア・フラメンコ振興公社とでもいうべき
アヘンシア・アンダルーサ・パラ・デサロジョ・デ・フラメンコが移転しました。
フラメンコの振興のため、CDや本をだしたり、イベントを開催、
また公演や研究などの補助金を管理している公社はこれまで
マリア・ルイサ公園裏に事務所をかまえていたのですが、
この9月からはサンタ・クルス街のカサ・デ・ムリージョに移転しました。
カサ・デ・ムリージョは昔、博物館だったところで
タブラオ“ロス・ガジョス”のすぐそばの、サンタ・テレサ通りにあります。

1階にはフラメンコのCDや本、またクラシック音楽や美術など、
文化関係の書籍やCDなどもあつかっているショップと
展覧会などが開かれる小さなホールがあり
ホールでは現在、ニーニャ・デ・ロス・ペイネスに関する展覧会が開催中です。
写真やSPレコード、ちらしなどのほか、遺族からゆずりうけたという、
パストーラ自ら縫い上げたというベージュのバタ・デ・コーラが展示されています。
このバタ・デ・コーラの美しいこと!
またその大きさから彼女が、意外と?小柄だったこともわかります。

ビエナルでセビージャにおこしの際はぜひ訪れてみてください。

なお、この移転発表の記者会見が開かれた13日の夜には、
振興公社の制作部門が移転したサンタ・ルシア通りの元教会で
移転記念のホセ・メルセのリサイタルが開催。
マノロ・サンルーカル、セラニート、フォスフォリート、カルメン・リナーレス、
ナノ・デ・ヘレス、マリアナ・コルネホ、カルメン・デ・ハラ、ダビ・モラーレス、
エスペランサ・フェルナンデス、イサベル・バジョン、ロシオ・モリーナ、
ホセ・アントニオ・ロドリゲスらも顔をみせました。
このサンタ・ルシア通りのホールは
舞踊団などの練習場、またイベントなどの会場としても使われるそうです。

メルセのリサイタルは音響があまりよくなく
途中からはマイクなしで歌いましたが
マラゲーニャス、アレグリアス、ソレアレス、ブレリアス、シギリージャスと
お得意の曲目をモライートの伴奏できっちりこなし
盛んな拍手をうけていました。

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