2009年8月16日日曜日
丹羽暁子さんのこと
昨年の井上圭子さんに引き続き
今年もラ・ウニオンのコンクール、舞踊部門の準決勝に
小松原庸子舞踊団の丹羽暁子さんが出場しました。
このカンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバルのコンクール、
国籍等の制限は全くありません。
舞踊部門はタラントが課題曲。
そのほかに1曲、 そして決勝に進んだ場合は準決勝で踊った曲とは別の曲を踊らなくてはなりません。
つまり3曲、準備するわけですね。
今年は日本からの数人のほか、
ドイツ、メキシコ、フランス、カナダからも応募があったそうです。
3月末までに規定に従って申し込み
5月から7月の間にスペイン各地で行われる予選に出場します。
それを勝ち抜いた人だけが、
8月、ムルシアのラ・ウニオンで行われる準決勝に出場できるのです。
今年、コンクールに応募したのは143人。
その中から33人のみが準決勝にすすみました。
舞踊部門はわずか7人。
その一人に残ったというだけでもすばらしいことです。
決勝に残ることは叶いませんでしたが、
私にとっては決勝に残った二人に勝るとも劣らない、
素晴らしい舞踊だったと思います。
そしてそれは何も私一人の感想ではなく、
スペイン人でも彼女が決勝に残ってもおかしくない、と言っていた人がありました。
コンクール初日、舞踊部門のトップバッターとして出場した丹羽さん。
そのタラント。
タラントはソブリオ、地味な、まじめな感じの曲なので
衣装も茶色とか、暗めの色が多くつかわれ、
また鉱山=山のイメージからか、山風、田舎風のデザインだったりすることが多いので
華やかな衣装にちょっとびっくり。
振付け自体も洗練された、現代風のコンセプトのタラントなので
うん、こういうのもありだな、と納得。
技術もありフラメンコ性もあり、決勝進出できなかったのは残念だけど本当に素晴らしい演技でした。
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