2018年9月30日日曜日

イサベル・バジョン「ジョ・ソイ」

23時からセントラル劇場ではイサベル・バジョン。
祖母、母、自分と3世代の女の人生を描く。
Bienal Óscar Romero

爆弾が落ちる音がして幕が開く。
子守唄、バストンを鉄砲のように使い暗い時代を表現したビデオ。
ファンダンゴ、アバンドラオ。
黒いバタでのペテネーラ。

ラジオのコンクールに出演が決まった、という話の後、サンドラ・カラスコが歌う「ドス・ガルデニアス」。昔風の衣装と髪型、上から降りてくるマイク。
サンドラが素晴らしい! 昨年の国立バレエの時も

セビジャーナス。タンギージョ風ラップ、ラップ風タンギージョ?を歌い踊るイサベル。
ソレア。マイレーナ?の録音でのブレリア。

Bienal Óscar Romero
「ピラールの肘、頭は位置にきちんとして、カンティーニャのブラソ、ソレアのブラソ、腰、腰」と、マティルデも教えを繰り返してからのタンゴ。

黄色い帽子がいくつも飛んで出て、ガロティン。
帽子つながりでマイケル・ジャクソンからのマンサニータやパコが出てくるルンバ、タンゴ。

とにかくセンスよく、ユーモアたっぷりにフラメンコづけにしてくれた。
ユーモアもフラメンコの大切な要素。しかめっつらだけがフラメンコじゃないんだよね。
踊りはどれもそつなく、バタのあしらいでもなんでも楽々としているから、そお凄さ見えないかも。でもやっぱりタンゴの色気が一番かも。
体は細いがエネルギーいっぱい。

演出家の助けをえて、シンプルにフラメンコをうまく生かした舞台を作ってくれた。
最高!
エバといい、イサベルといい、昨日のアナといい、今年のビエナルは後半がよかった、と言えるような。


説Bienal Óscar Romero


エバ・ジェルバブエナ「クエントス・デ・アスーカル」

エバが日本から奄美の島唄の歌い手、里アンナを招いて、作り上げた作品「クエントス・デ・アスーカル」、砂糖の物語。

なぜ?という疑問は瞬く間に消えていった。里の澄んだ、天から降りてくるような歌声は、心に直接響くのだ。心が動かされ、エバとアンナの物語が始まったのに違いない。

黒い衣装のエバが、黒子のように後ろに控えるフェルナンド・ヒメネスと二人羽織のようにして踊る幕あき。前作「アパリエンシアス」からの流れを感じる。

そこに黒留袖のように、裾に絵が入った黒いガウンを来た里が姿を見せ歌うのは奄美の子守唄。
奄美の言葉で歌っているので、ほとんど意味はわからないのだが、心にしみる。

エバのバタ・デ・コーラでのカーニャ。見事。
バタを開いたり閉じたり、なども面白い。

Bienal Oscar Romero
里の送り節。切ない感じ。踊るようにして袖に入っていく。

体操じみたブラソの印象的なカルタヘネーラは、フェルナンドとのデュオにつながり、
フェルナンドのソロに。そこをお魚の風船を持って歌いながら横切る里。
それまで並べられていた、円を縁取る銀色の飾りを蹴散らすフェルナンド。
Bienal Oscar Romero
やがて島唄はタンゴと交わりアレグリアスでのフィエスタに
Bienal Oscar Romero
最後はエバとアンナがお茶?お酒を酌み交わし終わる。
遠くて近い二つの世界が出会い、一つに溶け込んでいく。

テンポがいいので、最後まで息をつかせずに展開していく感じ。

この作品のため、エバは夫でギタリストのパコ・ハラーナと奄美まで行っていろいろ研究したというだけのことはある。
異文化への敬愛によって生まれた美しい作品。
日本でもぜひ見られますように。




2018年9月29日土曜日

アナ・モラーレス「シン・ペルミソ。カンシオネス・パラ・エル・シレンシオ」

20時30分からロペ・デ・ベガ劇場。
アナ・モラーレスの新作は、彼女らしい作品だった。
鍛えられた肉体による、細やかな神経が行き届いた完璧なテクニック。
ひとつひとつの動きが美しい。回転、アラベスク、カンブレ…
特にブラソが素晴らしい。腕を伸ばすとそのまま手が伸びていくような、手の先にこっちの心も持っていかれそうな、そんな感じ。
きっちりしたコンパスなのだが、時にそれをすっと放すような感じにも唸らされる。
踊りは言葉だなあ、と改めて感じさせられた。

Bienal Óscar Romero
一瞬裸かと思わせる肌色の総タイツ。馬の顔にかける飾りのような黒いもので顔を覆っている。足にも飾り。海を連想させる電子音楽が流れる中、外套とバタ・デ・コーラを手に登場。

カーノのギターでのペテネーラ。
ホセ・マヌエル・アルバレスと二人でのコンパス合戦。

フアン・ホセ・アマドールが弾き語るセラーナへ。
バタ・デ・コーラの扱いも完璧。バタの滞空時間も長く、コントロールも素晴らしい。
 とここまでは今年、ほぼヘレスで見た通り。
Bienal Óscar Romero
 水玉の布を丸めたものでのサッカーする男たち。
ボールを開いたスカートでセビジャーナスとルンバ。

再びの電子音楽とパルマで始まるシギリージャ。
男のジャケットを、ズボンを裏返してきて踊る。
Bienal Óscar Romero
最後はまた外套を着て…

コンテンポラリー的な文法で作られている感じだが、フラメンコがないがしろにされているわけではなく、フラメンコを自分の言葉として使って
プログラムも読まずに見ても楽しめたが外套や、殻にこもっている表現など、きっといろんな意味があるんだろうなあ、と思っていたのが、後で、プログラムを読むと、バルセロナ生まれの彼女が見ないようにしていたセビージャ生まれの亡き父の思い出と向き合って生まれた作品で、外套は父だったんだなあ、と。なるほど。

それにしても今回のビエナル、コンピューターやサンプラーなども、すっかりフラメンコに馴染んできましたな。面白い。


市民ナイトミニマラソンが行われていたので、徒歩40分でアラメーダへ。
人気の新進歌手ロサリアのリサイタル。
声がきれいです。
グアヒーラ、タンギージョ、ファンダンゴ。なんでも上手に歌うけど、フラメンコ的な味わいは皆無。
この人フラメンコ好きじゃないなあ、って思わせるくらい。
昔ながらのタンギージョとか、メロディ微妙に間違ってるし。

ギター伴奏もえ、っと思うくらいダメでびっくり。
チューニング、コンパスも変だし、歌い手の音をすぐにとっての歌伴奏もできてない。慣れてないからとかじゃないよ、このレベル。
以前は彼女をアルフレド・ラゴスが伴奏してたこともあったんだよね、確か。
なんでアルフレドでやらなかったんだろう。残念。
お客さんは喜んでたけどね。

Bienal Óscar Romero



2018年9月28日金曜日

モネータ「グラナダ・ソロ・ティエネ・サリーダ・ポル・ラス・エストレージャス」

ビエナルも終盤。疲れもピークでございます。
23時からセントラル劇場でモネータ、グラナダは星々からのみ出口がある、とでも訳すのかな? グラナダ出身のシンガーソングライター、故カルロス・カーノの歌の一節だそうな。その前には、グラナダは自身に囚われている、とある。そこからインスパイアされた、モネータ的グラナダを表現する作品。
Bienal Óscar Romero


そのカルロス・カーノの曲に始まり、のっけからブレリア。
続いて、ゲストのパコ・コルテスのギターソロからのアレグリア。
カンテソロのアバンドラオ、バタ・デ・コーラのソレア。
そして最後はグラナダ名物タンゴ。

シンプルな構成? 
でも一曲が長いのだ。それも同じようなことを繰り返す。
タンゴのグラナダらしいパソはさすが、なんだけど、長い。飽きる。
最初、お、と思っでも長すぎると、飽きてくるのは自然の理。

サルバへ、野生ぽい、感じのフラメンコが好きな人は好きなのかな。
Bienal Óscar Romero
舞台、一人でやろうとしないで、誰かいい歌い手と組むとか、踊り手と組むとかするといいんじゃないかな、と思ったりしたことでした。
踊り手としての実力はあっても、誰もが一人で1時間以上の舞台を作るだけの能力があるわけではないのに、毎年のように新作作るって、やっぱ絶対無理がある。


20時30分からはマエストランサで「ヒターナス」。
フアナ・アマジャ、レメディオス・アマジャ、フアナ・ラ・デル・ピパ。
Bienal Óscar Romero








2018年9月27日木曜日

ラファエラ・カラスコ「エル・サロン・デ・バイレ」

いよいよビエナルもラストスパート。
期待のラファエラ・カラスコはハビエル・バロン、ルベン・オルモ、タマラ・ロペス、ダビ・コリアと四人のスペイン国立バレエ出身者との舞台。

サロン・デ・バイレとは、フラメンコの草創期、外国からの観光客らに踊りを見せたサロンのことで、今のタブラオの元祖ともいえるところで、カフェ・カンタンテより前にあったもの。
その存在にインスパイアされて、プログラム当時の雰囲気で作られている。
とは言ってもフラメンコ考古学の実証ではないので、時代設定などはすごくざっくりしているし、学者的にはこの時代はそれはないだろう、と突っ込みどころもありまする。

Bienal Óscar Romero
オープニングは彼ら5人と歌い手ギタリスト、そして室内楽団のメンバーが全員黒い衣装で舞台に立ち、そこから無伴奏で踊りが始まります。モダンなフラメンコ。


Bienal Óscar Romero
そこからラファエラ、ルベン、ダビらのセビジャーナス
バレエシューズに履き替え、スカートをつけたタマラやルベンのエスクエラボレーラ風。
ボレーラは斜めというか、首や体をちょっとかしげる感じが、特徴だと思うのだけど、それがあんまりない。ルベンの跳躍や回転はバレエダンサーみたいですごい。

その後のハビエル・バロンのソレアの素晴らしさ!!!
直球ストレート。シンプルでまっすぐなソレア。歌をマルカールし、足を入れ、コンパスと戯れる。なんて気持ちがいいんだろう。
同じパソを繰り返したり、カンテの所で強い足入れてい歌を消すようなこともない。
ここまでのフラストレーションが全て消えていく。

全員でのポロはフォーメーションの変化も楽しい。

ミゲル・オルテガとアントニオ・カンポが互いに伴奏しつつのマラゲーニャ。
アントニオのマラゲーニャ、あれれな出来でした。

ヒリアーナと呼ばれていた頃のソレア。
タマラはマンティージャで、ラファエラはマントンで。
ダビのアレグリアス、と言いつつロメーラ歌うのね。
ルベンは髪が乱れるのが気になる。

ラファエラのガロティンはコルドベスをかぶりマントンを体に巻きつけた昔のバイラオーラのような格好で。

照明は美しいし、みんな上手だし、言うことないんだけど、完璧主義で美しい作品を作り続けているラフィの作品の中では中くらいかも。
なんかちょっとモヤモヤ。

23時からはダビ・ラゴスがアラメーダ劇場で。
Bienal Óscar Romero



2018年9月26日水曜日

ニーニョ・デ・エルチェ「アントロヒア・デル・カンテ・フラメンコ・エテロドクソ」

ある意味ビエナルでもっとも注目されていた公演かもしれない。
ニーニョ・デ・エルチェの「異端フラメンコアンソロジー」
その名の通り、エルチェ出身の歌い手が、イスラエル・ガルバンのブレーンとしても知られるペドロGロメロの助けを得て、フラメンコの異端を再現・創造したCDのプレゼンテーションも兼ねたコンサート。


客席の電気も点いたままTシャツにスニーカーで現れた彼は、黒いスーツ、白いシャツ、黒の革靴に着替え始める。
舞台で着替えるダンサーたちへのオマージュまたは皮肉?
日常から非日常へ。スーツは仕事着。

西部劇の様な伴奏(ラウル・カンティサーノ)でのファルーカ。
ずっとガシャガシャ同じフレーズを続ける伴奏ギターでのシギリージャ。
壊れたラジオ、音飛びのするレコード。そんな感じ。
キーボードが教会のオルガンの様に伴奏するメジーソのマラゲーニャ。
確かにグレゴリオ聖歌の影響があるとか言われているけどね。
モチュエロのサエタとマリアーナも、モチュエロという歌い手がサエタを歌う時歌詞を忘れたかなんかでマリアーナを歌ってしまってブタ箱行きになったという昔のエピソードからの発想だろう。
Bienal Óscar Romero

フラメンコで遊んでいる、そんな感じ。
音程、声のコントロール、コンパス、基礎がきちんとしているから、嫌な感じは全然しない。
そしてしゃべるしゃべる。
この劇場に出るのは2回目だ、ビエナルも2回目だとか、この劇場で出るのは最後だろう、とか、しゃべってる時間と歌ってる時間、どっちが長かったろう。
スペインにはモノロゴという漫談というか、一人でおかしい話をする芸人がたくさんいるんだけど、そんな感じでもあり、パフォーマンスというか、歌い手を演じているようなきもするという意味で演劇的でもある。
マキタスポーツみたいな感じ?

ビエナル初日、闘牛場でやったエウヘニオ・ノエルの反フラメンコ、反闘牛の文をまたも暗唱。
それを踊るのは金髪長身のエドゥアルダなるバイラオーラこと、イスラエル・ガルバンであります。
女性にしては肩ががっしりしてるけど、いやいや腕の動きとかいつものイスラエルよりずっと女性的に見えたのは錯覚?

Bienal Óscar Romero

 ティム・バックリィのディープソングはロック。
客席に降りて歌ったぺぺ・マルチェーナのファンダンゴ。
ビセンテ・エスクデーロのマルティネーテとデブラは、男装というか、女装じゃない、いつものイスラエルの踊りが入る。すごいの一言。
ビセンテ・エスクデーロはガデスも慕った、フラメンコ男性舞踊の先駆者。
ビデオでしか知らないが、いかにもエスクデーロな感じ。
ナティ・ミストラルというおばさま歌手風となうってのタンゴ。
パソドブレ伴奏のカーニャ。これ、元ネタはラファエル・ロメーロがパリで歌ったカーニャでございます。

Bienal Óscar Romero
最後は大音響でルンバ。

伝統をなぞるだけでは飽き足りず、
「ここに俺がいるぞ」というために
人とは違うフラメンコをやってます、という感じ。

きっとカンテのイスラエル・ガルバンになりたいのだろう。
イスラエルとは全然違うような気もするが、自分の表現を探そうとする、というところは同じなのかな。
伝統のフラメンコを愛する人には毛嫌いされ、その発言がいろいろ問題視されるのもわかるけど、これも一つのやり方。
ベースはあるし、ただめちゃくちゃにふざけているのではなく、理由のあるおふざけ、というか。
私は楽しめました。


23時からはマリア・モレーノ「コンセプシオン」。
でも劇場から出たのが開演15分前で諦めました。ヘレスでやんないかなあ。

Bienal Óscar Romero

2018年9月25日火曜日

アンダルシア舞踊団「フラメンコロルキアーノ」

アンダルシア舞踊団がこの夏、グラナダ、アルハンブラの中の野外劇場で毎年行われる「ロルカとグラナダ」公演のために制作した作品。
ロルカの特定の作品を取り上げるのではなく、
ロルカの歩みと作品からインスピレーションを受けて構成されている。

Bienal Óscar Romero
生まれ故郷のグラナダをイメージしてグラナイーナなどが歌われる最初の場面、
ダリやルイス・ブニュエルと知り合ったマドリードの大学寮時代をホタなど民族舞踊のパソも取り入れてコンテンポラリー的に見せる場面、
ニーニャ・デ・ロス・ペイネスのイメージでゲストのマリア・テレモートがソレアを歌い、
早世した舞踊家アルヘンティニータ、その作品「カジェ・デ・カディス」のイメージ。彼女が踊ったアレグリアスのビデオの完コピ再現。マントン、バタ・デ・コーラ。
代表作「ジプシー歌集」のイメージでマリア・テレモートが歌うティエント/タンゴを監督のラファエル・エステベスが踊る。
「ジプシー歌集」収録の「アントニオ・カンボリオの死」をロマンセのメロディーで歌い、男たちが踊る。
「スペイン民謡集」からトレス・モリージャス・デ・ハエンを三人の女性が踊り、
ラ・タララへ。
アメリカ、キューバへの旅をイメージした「ニューヨークの詩人」の詩をグアヒーラで歌い踊り、違うメロディで歌われるソロンゴは男たちが踊る、といった具合。
他にも彼の作品の登場人物をイメージさせる人物が登場したり、ロルカに詳しければ詳しいほど楽しめるだろう。

よく考えられて作られているし、前作よりはわかりやすくなってはいるのだけど、黒が基調でおしゃれなんだけど、暗いイメージ。内戦の時に殺されるからかな?
でももっと色あってもいいのでは?
振りも繰り返しが多い。もっと整理すればよりテンポよく進められるのでは?

コンテンポラリー調なのはコンテンポラリーの舞踊家フアン・クルスが協力してるからなのだろう。

ロルカのように、ピアノを弾き、カンテも歌うホセ・ルイス・ペレス=ベラの存在が面白い。


Bienal Óscar Romero
 23時からはアラメーダでヘラルド・ヌニェス!
Bienal Óscar Romero
最初の音からして違う。
ソリストとして若い頃から活躍してきたギタリストの実力、底力。
音を止める時も、前の音の響きが残っているから、など理由があり、弾いていない時もコンパスが回っているのが感じられる。比べちゃかわいそうだが、昨日のアントニオ・レイとの違いは明らかだ。
Bienal Óscar Romero

スエーデンのジャズギタリストとの共演。
懐かしいテーマが蘇り、ジャズギタリストの鋭いパッセージが曲に新しい命を与える。

パコ・デ・ルシアがジャズミュージシャンの中で手探りで演奏していた時代から数十年。
ジャズギタリストが、フラメンコの中に入ってくる時代が来たんだなあ、と感慨無量。
パコに聴かせたい。






2018年9月24日月曜日

ディエゴ・デル・モラオ、アントニオ・レイ「ギタリスタス・デ・ヘレス」

モライート・チーコの長男、バリバリヘレスのディエゴ・デル・モラオと
マドリード生まれだが親がヘレス出身で今はヘレス在住、子供の名付け親にディエゴになってもらったというアントニオ・レイ(当日のプログラムではヘレス出身となっていたけど、他の資料はぜーんぶマドリード生まれってなっているんですけど?)

歌伴奏の名手ディエゴとヌエボ・バレエ・エスパニョールなど舞踊伴奏で頭角を現したが、ソロ志向の強いアントニオ。すでにソロアルバムは1枚と3枚出してるし、と期待したのだが。

最初はディエゴ。
タラント?からのブレリア、シギリージャ、ワルツ、父に捧げたブレリア。
Bienal Oscar Romero
最初のブレリアが自然な感じのコンパスの回り方でぞくっとした。
フアン・グランデ、フアン・ディエゴ・バレンシアのパルマ、アネのパーカッションも、さすがサンティアゴのノリ。

一方アントニオはタランタ、アレグリア、ファルーカ、ブレリア、ボレロ。
Bienal Oscar Romero

超絶技術でパルマもなしに弾いていき、ピカードやトレモロを始め、力強さもテクニックは本当にすごいんだけど、映画音楽のような甘いメロディや、表情とか狙っている感じのわざとらしさが鼻につく。
いや、本人そんな気はさらさらなくて、それが彼の自然なのかもなのだけど。
なんか嘘に見えちゃうんだよな。
すごすぎるからか? 
でも唐突な止まり方とか、あ、これがパルマつけない理由?とか思っちゃう。
なんかね、コンパスが自分勝手で自然じゃない感じなの。
技術はよくても曲としてのまとまりもイマイチだし、
あ、これは良き演奏家としてだけではなく、作曲家の才能も要求されちゃうフラメンコ・ギタリストゆえの悲劇だけどね。
観客は総立ちでございましたが。

最後に二人で弾いて、約2時間にわたるコンサート終了。
疲れ果てました。
Bienal Oscar Romero

体調悪くていくことが出来なかったけど、セントラル劇場では23時からレオノール・レアル。ギターとパーカッションのみの伴奏らしく、見に行きたかったんだけどね。

Bienal Oscar Romero



2018年9月23日日曜日

トマティート「ビビレ」

マエストランサ劇場でトマティート。
タイトルが「ビビレ」と言われれば、そりゃ期待しちゃうでしょう。
1984年に発表されたカマロンのアルバムのタイトルなのですから。

今でこそ、ソロ・ギタリストとして活躍しているトマティートだけど、もともと、カマロンの伴奏者だった。それがソロになったのは1992年の彼の死ゆえ。
いや、その前にもソロコンサートは行ってるし、レコードも出していた。
でも、彼のベースはやっぱ伴奏。
ソロを始めた最初の頃はなんだか照れくさそうに弾いていて、歌が入ると俄然生き生きしたものだったよなあ、とか思い出す。

「ビビレ」の曲を全部やるのかと思ったら、そうではなかった。
全体を通して、トマティートとその仲間によるカマロンへのオマージュという感じ。

ずらっと並んだ六人の歌い手たちは左から、モレニート・デ・イジョラ、娘マリ・アンヘレス・フェルナンデス、娘婿サンティアゴ・コルティナス、ランカピーノ・チーコ、ドゥケンデ、アルカンヘル。真ん中にトマティート、息子ホセ・デル・トマテ、バイオリンのベルナルド・パリージャ、パーカッションのピラーニャ。
Bienal Óscar Romero
最初は「レジェンダ・デル・ティエンポ」
それも最初の最初はアルカンヘルがエンリケ・モレンテのバージョンで歌い始める。
曲調が変わってブレリアでの、カマロンのバージョンをドゥケンデが歌う。
鳥肌が立つような、凄みのある歌いっぷり。

トマティートのロンデーニャ、息子のタラントとギターソロ。
Bienal Óscar Romero

息子はまだ十代で、ギタリストとしてはまだまだな感じなんだけど、世間の若いギタリストがみんな音を詰め込んで駆け巡る感じなのとは対照的にゆったりと間をとって演奏するのは好印象。

ミシェル・カミロとの映画音楽「トゥーマッチ」は、舞踊に合いそうな感じ。
アレグリア、歌も入るブレリアと続きルンバと、彼のソロコンサートのメニューが続くが、後半はゲストの三人が順に登場し2曲ずつ。
ランカピーノ・チーコはアレグリアスとロサ・マリア。
ドゥケンデはタランタ/カルタヘネーラとタンゴ。
アルカンヘルはカナステーラとナナ・デ・カバージョ・グランデ。

ムイ・フラメンコなランカピーノ・チーコ、カマロンの歌い方に一番似ているドゥケンデ、声質も歌い方も全然違うアルカンヘル。
伴奏となるとよりリラックスして楽しそうに見えるトマティート。

カマロンの曲はフラメンコ好きなら誰でも知っている、馴染みのある曲だから客席も盛り上がる。
最後は昨日同様スタンディングオーベーション。
2時間近いけど、楽しかったです。

昼12時からはトレスミルビビエンダという、低所得者層が住む地区にあるアートセンターでのギターリサイタルもちょっと覗いた。
グラナダ出身のギタリスト、アルバロ・マルティネテ。技術がしっかりした28歳。
Bienal Óscar Romero

19時からはサンティアゴ・ララのリサイタルも行われた。
Bienal Óscar Romero


2018年9月22日土曜日

マリア・パヘス「ウナ・オーダ・アル・ティエンポ」

マエストランサ劇場でのマリア・パヘス公演。
ほぼ総立ちのスタンディングオーベーションで幕を閉じたのだから大成功だろう。
「時への頌歌」という、時をテーマにした作品で、プログラムは四季の流れで進んでいく。
赤い月が振り子のように時を刻み、その下で、トリージャで、裸足で群舞が踊り春が始まる。
マリアを中心に“生命の木”の形を描くオープニングから


Bienal Oscar Romero
赤いバタ・で・コーラのマリアのシギリージャ。
まともにフラメンコを一曲踊っているのは久しぶりな感じ。
なんだけど、かつての身体のキレはなく、バタも幅広のせいか重いのか、うまく舞わない。
同世代なので日々の衰えはわかるけどちょっとさびしい。

鳥の声に続くマントンの飛翔。ビバルディの「四季」に合わせて忙しく舞う。

夏は椅子に座った群舞やミュージシャンを従えて、マリア・パヘス先生の、ローラ・フローレス的ラップ。
Bienal Oscar Romero
マリアが男女を取り持ちアルボレア。
ホセ・バリオスのソロに始まるアレグリアスが男性群舞、全体群舞へとつながる。

マリアのソロのミロンガ/ビダリータは狂女のよう。
ファッショからの戦争のイメージは、分かりやすいが、学芸会。

マリアのペテネラからレバンテ、そして涙の聖母でピエタ。
バイオリンが音程外してる。ギターのアレンジは悪くない。
そしてまた最初のトリージャに戻り、生命の樹。

観客は満足のようだが私はモヤモヤ。

マリアのパートナーによる新作レトラ、作品をより理解したくて聞き取ろうとするのだが、言葉の断片しか聞こえてこない。私の耳のせいかとも思ったが、スペイン人もそうだという。
おそらく、フラメンコ曲に乗せて歌って入るけれど、フラメンコ化仕切れていないからか。歌い方もあるのかも。歌にばばばとサパテアードかけてくるせいもあるけどね。

19時からはダビ・カルモナ。
Bienal Oscar Romero
23時からはアンドレス・ペーニャでした
Bienal Oscar Romero



2018年9月21日金曜日

ラファエル・ロドリゲス「デハンドメ・ジェバール」

エスパシオ・トゥリーナでの、ギターリサイタルのシリーズは今回のビエナルのプログラムの中でも屈指のものかもしれない。

先週のパコ・ハラーナ、アルフレド・ラゴスも良かったけど、昨日のラファエル・ロドリゲスも最高だった。
ミラグロス・メンヒバルをはじめ、ベレン・マジャ、ダビ・パロマールなど数多くの踊り手、歌い手達の伴奏を主に活躍している実力派。1957年生まれというから61歳。
数年前にフランス、ニームのフェスティバルで、ミラグロスやロシオ・モリーナ、ハビエル・バロンらをゲストにソロ公演を行ったこともあるが、セビージャではおそらく初めて。
タイトルは「なすがままにしている」という意味。

Bienal Óscar Romero
 シギリージャのバリエーションから始まり、ガウタマ・デル・カンポがサックスで歌うマラゲーニャを伴奏。娘でパーカッション奏者のイサ・ロドリゲスとサンブラ。
セビージャ交響楽団のバイオリニストで、エバ・ジェルバブエナの「アイ」でも演奏していたウラジミール・デミトリエンコとのファルーカは最後、イサのドラムが加わり、まるで聖週間の行進曲のようになる。
10年前のビエナルで彼に伴奏賞を与えた、ロシオ・モリーナのグアヒーラでは、ロシオが登場。
あのグアヒーラの完璧な再現に大きなお腹を強調するユーモラスなしぐさも加え、いやあ、素晴らしかった。
彼女の細部までにこだわった身のこなし、動き。扇使いの工夫。
それを支え、より味わい深くするラファエルのギター。

Bienal Óscar Romero
とにかくすごいグアヒーラだった。


最後はジャズ風というか、ラテンのりというか、ちょっとポップに2曲演奏。
フラメンコで言えばルンバになるかな。でもそこにこだわらず自由に遊んでいるような曲。
Bienal Óscar Romero
ソロギタリストのリサイタルとは一味も二味も違う楽しい、リサイタルだった。


ロペ・デ・ベガ劇場では20時半からウトレーラ
Bienal Óscar Romero

アラメーダではボリータ「カオティコ」
Bienal Óscar Romero



2018年9月20日木曜日

ヘレスのクルシージョ2019

ビエナル中ではございますが、ヘレスのフェスティバルのクルシージョ情報をアップするのを忘れたいたのでこれも。
お値段据え置きでございます。
すでに6割埋まっているそうです。

2019年 へレスのフェスティバルのクルシージョ
▼舞踊
223(土)~31(金)
[教]〈b〉アルムデナ・セラーノ
[内容]10時~1150分;タンゴス舞踊入門(入門1
[教]〈b〉ピラール・オガージャ
[内容]10時~1220分;バタ・デ・コーラとアバニコのグアヒーラのテクニック(基礎)
[教]〈b〉ラ・モネータ  満員
[内容]10時~1220分;タラントスのテクニック(基礎)
[教]〈b〉アントニオ・エル・ピパ
[内容]10時~1220分;ロンデーニャのテクニック(基礎)
[教]〈b〉マルコ・フローレス 満員
[内容]10時~1220分;シギリージャスのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉ロシオ・コラル
[内容]10時~1220分;バタ・デ・コーラのシギリージャのテクニックとスタイル。トリージャの振付の研究(中級)
[教]〈b〉ラファエラ・カラスコ
[内容]10時~1220分;ソレアのテクニックとスタイル(向上)

[教]〈b〉ベアトリス・モラーレス 満員
[内容]13時~1450分;アレグリアスの舞踊入門(入門2
[教]〈b〉アンヘリータ・ゴメス
[内容]13時~1520分;ヘレスのブレリアのテクニック(基礎)
[教]〈b〉インマクラーダ・アギラール
[内容]13時~1520分;ソレアの舞踊のテクニック(基礎)
[教]〈b〉ラファエラ・カラスコ 満員
[内容]13時~1520分;ティエントスのテクニック(基礎)
[教]〈b〉マヌエル・リニャン 満員
[内容]13時~1520分;タンゴスのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉ラ・モネータ
[内容]13時〜1520分 サンブラのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉アンドレス・ペーニャ
[内容]13時〜1520分 ブレリアすのテクニックとスタイル(中級)

[教]〈b〉ヘマ・モネオ 満員
[内容]16時~1750分;ブレリアス舞踊入門(入門2
[教]〈b〉アンドレス・ペーニャ
[内容]16時~18時20分;ハレオ・エストレメーニョのテクニック(基礎)
[教]〈b〉マリア・ホセ・フランコ
[内容]16時~1820分;アバニコのからコーレスのテクニック(基礎)
[教]〈b〉ガラ・ビバンコス
[内容]16時~1820分;スペイン舞踊のクラス。技術と組み立て(基礎)
[教]〈b〉オルガ・ペリセ
[内容]16時〜1820;アレグリアすのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
[内容]16時~1820分;ソレア・ポル・ブレリアのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉ハビエル・ラトーレ
[内容]16時~1820分;ファルーカのテクニックとスタイル(中級)


33(日)~9(土)
[教]〈b〉イレーネ・カラスコ
[内容]10時~1150分;アレグリアス舞踊入門(入門2
[教]〈b〉イサベル・バジョン
[内容]10時~1220分;カーニャのテクニック(基礎)
[教]〈b〉アンヘル・ムニョス 満員
[内容]10時~1220分;ソレアのテクニック(基礎)
[教]〈b〉マヌエラ・カルピオ
[内容]10時~1220分;アレグリアスの舞踊のテクニック(基礎)
[教]〈b〉アリシア・マルケス
[内容]10時~1220分;ティエントス、タンゴスのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉エル・チョロ
[内容]10時~1220分;タラントスのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉メルセデス・ルイス
[内容]10時~1220分;シギリージャのテクニックとスタイル(中級)

[教]〈b〉カルメン・エレーラ
[内容]13時~1520分;ブレリアス入門(入門1
[教]〈b〉アンヘリータ・ゴメス
[内容]13時~1520分;ヘレスのブレリアのテクニック(基礎)
[教]〈b〉アンヘル・ムニョス 残わずか
[内容]13時~1520分;アバンドラオのテクニック(基礎)
[教]〈b〉メルセデス・ルイス
[内容]13時~1520分;バロンデーニャの舞踊のテクニック(基礎)
[教]〈b〉マヌエル・ベタンソス残1
[内容]13時~1520分;カーニャのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉レオノール・レアル
[内容]13時~1520分;ブレリアスのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉コンチャ・ハレーニョ
[内容]13時〜1520分;アバニコのグアヒーラの舞踊のテクニック(中級)

[教]〈b〉フアン・アントニオ・テヘーロ
[内容]16時~1750分;ソレア・ポル・ブレリアの舞踊入門(入門2
[教]〈b〉マリア・ホセ・レオン
[内容]16時~1820分;ティエントの舞踊のテクニック(基礎)
[教]〈b〉ホセ・ガラン
[内容]16時〜1715分。1730分〜1845;フラメンコ・インクルシボのアトリエ(しょうがい者及びしょうがいのない人、その面倒を見る人、先生、ダンサー対象。前半は知的しょうがい、後半は身体しょうがい者むけ/最後の日にクラス公開。定員20名)
[料]115ユーロ
[教]〈b〉マヌエル・ベタンソス
[内容]16時~1820分;ソンブレロのガロティンのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉アナ・モラーレス
[内容]16時~1820分;バタ・デ・コーラのソレアのテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉ドミンゴ・オルテガ
[内容]16時~1820分;タンゴスの舞踊のテクニックとスタイル(中級)
[教]〈b〉ハビエル・ラトーレ
[内容]16時~1820分;カンティーニャスのスタイルと振り付け(向上)

※中級と向上のバタ・デ・コーラのクラスはそれを使える経験があることが必要。

▼マスタークラス
32(土)
[教]〈b〉コンチャ・バルガス
[内容]
9
30分〜1130分、1415分〜1615分;レブリーハのブレリアス・アロマンサーダス
[教]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
[内容]
12
時〜14時、1630分〜1830分;
[教]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
[内容]
10
時〜13時;ブレリアスの秘密
※定員25名。料金、各クラス115ユーロ、当日のビジャマルタ劇場公演入場券含む

▼アトリエ/コンパスとパルマ
225(月)〜31(金)
[教]ガラ・ビバンコス
[内容]13時〜1430分 フラメンコのカスタネットのテクニックと組み立て
[場]アンダルシア・フラメンコ・センター
[教]ヘロニモ・ウトリージャ☆
[内容]15時〜1630分 フラメンコのコンパスとパルマ

35(月)〜9(金)
[教]ダビ・エル・ガンバ   
[内容]13時〜1430分 フラメンコのコンパスとパルマ(基礎)
[教]ダビ・エル・ガンバ フラメンコのコンパスとパルマ(基礎、中級)
[内容]15時〜1630分 
[料]各115ユーロ(フェスティバル公演の入場券は含まれない)
※各コース1時間半×5日計7時間半 料金115ユーロ 定員20名 



*各クラス共通インフォメーション
▽ レベル
・イニシアシオン(入門)1:フラメンコの素養がない初心者 
・イニシアシオン(入門)2;フラメンコの素養があるもの
・バシコ(基礎):受講する曲種についての基礎的な知識とフラメンコ舞踊の経験をもつ 初級  
・メディオ(中級):テクニックと受講する曲種について知識双方において高いレベルにある、その曲種の技術と振り付けを向上させる 中上級
以下のレベルはじゅうぶんなテクニックを持った上級者のみ参加可能。
ペルフェクショナミエント(向上):プロフェッショナル・レベル。振付とその様式での表現を深める。このレベルのためには十分な技術レベルが必要。プロクラス 
※スペインのレベルは国外のレベルよりも高い。レベルについての疑問はフェスティバルに問い合わせること

▽クラスの所要時間
・イニシアシオン(入門);7日間計12時間(1日1時間50分、5分の休憩含む)
・バシコ(基礎)、メディオ(中級)、ペルフェクショナミエント(向上);7日間計15時間(1日2時間20分、5分の休憩含む)
▽定員 25
振り付けクラスのみ20
▽受講料
・イニシアシオン(入門);325ユーロ 
・バシコ(基礎)、メディオ(中級)、ペルフェクショナミエント(向上);365ユーロ
   割引;同じ週に2つ以上のクラスを受講の場合、レベルの低い方のクラスが25パーセント引き
※ 受講料にはクルシージョ受講期間中のビジャマルタ劇場公演6回の入場券が含まれる。
ハビエル・ラトーレの振り付けとテクニックのクラスでは最終日に期間中に振り付けたものを公演する。この公演には生徒のうち希望者が出演できる。

▽その他
・クルシージョ受講期間中のビジャマルタ劇場公演の入場券は講習料金に含まれる。
(前期、後期通じて受けた場合でも中日32の入場券は含まれないので注意)
・ すべてのクラスはスペイン語で行われる。
・ 全てのクラスに歌い手とギタリストをつけられるようにしているが、クラスをどのようにオーガナイズしクラスをすすめるかは講師次第。歌い手、ギタリストの有無はフェスティバル事務局に問い合わせ可能。
・ クラスの場所は変更の可能性あり。
・ フェスティバルは宿泊先のリストを提供するが、そのないようについては責任を持たない。



▽問い合わせ
Festival de Jerez/Area Formativa
Fundacion Teatro Villamarta
住所 Plaza Romero Martinez, s/n.11402 Jerez(Spain)
電話 34956149685
-->
FAX 34956149059