2014年4月27日日曜日

ラ・ウニオンのプログラム発表

ビエナルやヘレスのフェスティバル等と並び
スペインではよくしられたフェスティバル、
ラ・ウニオンのカンテ・デ・ラス・ミーナス のプログラムが発表された。
毎年、人気アーティストが出演するので有名なこのフェスティバル、
今年もミゲル・ポベーダ、サラ・バラス、エストレージャ・モレンテと
一般スペイン人にもよく知られたスターたちが顔を並べる。

なお、9日のカンテ・デ・ラス・ミーナス舞踊団は
ここのコンクールの舞踊部門の第一回優勝者
ハビエル・ラトーレが振り付けた作品で
ムルシア出身者を中心に構成されるとのこと。
 
なお前売りは6月から。

 
 
★第54回カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル
8/6(水)~16(土)
8/6(水)
[出]ラ・ウニオンの合唱団、フラメンコ学校生徒など
[料]無料
8/7(木)開会宣言/前年優勝者たちの公演
[出]〈c〉へロモ・セグーラ、〈b〉エドゥアルド・ゲレーロ、〈bass〉ペペ・バオ
8/8(金)
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
8/9(土)
[出]〈g〉ニーニョ・ホセーレ、〈b〉カンテ・デ・ラス・ミーナス舞踊団
8/10(日)
[出]〈c〉カルメン・リナーレス
8/11(月)
[出]〈b〉サラ・バラス
8/12(火)「恋は魔術師」
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、ムルシア・カトリック大学交響楽団
8/13(水)〜15(金)
コンクール準決勝
8/16(土)
コンクール決勝
[場]ムルシア州ラ・ウニオン
[問]www.fundacioncantedelasminas.org 前売りは6/1から

2014年4月16日水曜日

クーロ・デ・ヘレス逝く

ギタリスト、クーロ・デ・ヘレスが亡くなった。

ヘレスの伝説的歌い手、セルニータ・デ・ヘレスの息子。
1949年ヘレス生まれ。
14歳でグラン・アントニオの舞踊団でデビュー
世界各国で活躍。
舞踊伴奏を得意とし
マドリードの老舗タブラオ、コラル・デ・ラ・モレリアなどで活躍した。

アグヘータなどの歌伴奏での録音や
ソロアルバムもある。

冥福を祈ります。

 


2014年4月11日金曜日

グラナダのクルシージョ

グラナダのマノレーテ国際フラメンコ学校
今年のクルシージョ
マノレーテとその娘フデアのほか
パストーラ・ガルバン、マヌエラ・カラスコ、ファルキートなど
錚々たるメンバーのクルシージョが開催予定。
ラファエル・リケーニのギタークルシージョもありますよ。

 



◆グラナダ マノレーテ国際フラメンコ学校
4/14(月)~18(金)
[教]〈b〉パストーラ・ガルバン
[内容]中上級/シギリージャ
5/5(月)~9(金)
[教]〈b〉カルメラ・グレコ
[内容]中上級/マントンのティエントス
7/7(月)~18(金)
[教]〈b〉フデア・マジャ
[内容]テクニックとコンパス
7/7(月)~11(金)
[教]〈b〉マノレーテ
[内容]中上級/アレグリアス
7/14(月)~18(金)
[教]〈b〉アントニオ・エル・ピパ
[内容]中上級/ヘレスのブレリア
7/15(火)~19(土)
[教]〈g〉ラファエル・リケーニ
[内容]中上級
7/21(月)~25(金)
[教]〈b〉マヌエラ・カラスコ
[内容]中上級/ソレア
8/4(月)~8(金)
[教]〈b〉マノレーテ
[内容]中上級/カーニャ
8/4(月)~15(金)
[教]〈b〉フデア・マジャ
[内容]テクニックとコンパス
8/11(月)~15(金)
[教]〈b〉ファルキート
[内容]中上級/ハレオ
[場]グラナダ マノレーテ国際フラメンコ学校(サクロモンテ)
[問]www.escuelainternacionaldeflamencomanolete.com 958223495

2014年4月10日木曜日

ビエナルのプログラム発表!



 ビエナルのプログラムが発表された。

開場となったエスパシオ・サンタ・ クラーラには
セビージャ市長など政治家、
新聞記者や批評家、カメラマン、
そしてたくさんの出演予定のアーティストが集まった。


フエンテ・イ・カウダル
(「泉と宝」はパコの73年のアルバム名。
日本では収録曲から「二筋の川」としてしられる)
パコ・デ・ルシアの思い出に、
となうち、
 66作品75公演。
前回よりもカンテやギター公演が増え、
全体的にバランスのとれたプログラムだと思う。
舞踊評論家は舞踊公演が少ないといっていたが
マリア・パヘスやロシオ・モリーナ、
カンパージョ兄妹、パストーラ・ガルバン、エドゥ・ゲレーロと新作初演もあるし
カンテがメインの公演でも舞踊家がゲスト出演するものもあるので
私的にはそう思わない。
むしろフラメンコ全体がよく見渡せて、
若手からベテランまで登場する魅力的なプログラムだと思う。

前売り開始は聖週間あけの4月21日

開幕ガラや
ミゲル・ポベーダがゲスト出演するマヌエラ・カラスコ公演など
すぐに売りきれになりそうなものもある。
ファミリア・フェルナンデスのオテル・トリアーナの公演も
開幕までには必ず売り切れることだろう。







◆第18回ビエナル・デ・フラメンコ・セビージャ2014公式プログラム
912(金)2030分開幕ガラ「エンリケ・モレンテ。グラナダ。セビージャ。ニューヨーク」
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、カルメン・リナーレス、エル・ペレ、アルカンヘル、フアン・ホセ・アマドール、ソレア・モレンテ、エンリケ・モレンテ・カルボネル、〈b〉ハビエル・ラトーレ、イスラエル・ガルバン、ベレン・マジャ、〈g〉ペペ・アビチュエラ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
913(土)19時「第4回アンダルシア青少年フラメンココンクール優勝者ガラ」
[出]〈b〉ラファエル・ラミレス、〈c〉アントニオ・ガルシア・ベルムデス、〈g〉アルバロ・ペレス
[場]セビージャ アラメーダ劇場
913(土)2030分「V.O.R.S.
[出]〈c〉マヌエル・アグヘータス、マヌエル・モネオ、マカニータ、カプージョ・デ・ヘレス、ルイス・エル・サンボ、フアナ・ラ・デル・ピパ、フェルナンド・デ・ラ・モレーナ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
913(土)23時「ソン・デ・ペーニャス」
[出]〈c〉ルビート・デ・プルーナ、トニ・フェルナンデス、〈b〉ラ・ピニョーナ、エル・バルージョ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
914(日)12時「フラメンコ・サクロ」世界初演
[出]〈c〉ホセ・デ・ラ・トマサ、〈g〉マノロ・フランコ、セビージャ・バロック楽団ソリスト
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
914(日)2030分「フラメンコメン」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
914(日)23時「エル・ニーニョ。アンダンド・ポル・ロス・カミノス」世界初演
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、特別協力〈g〉ペペ・アビチュエラ
[場]セビージャ セントラル劇場
915(月)19
[出]〈g〉マヌエル・デ・ラ・ルス
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
915(月)2030分「ピナセンダー」世界初演
[出]〈b〉ファルキート
[場]セビージャ マエストランサ劇場
915(月)23
[出]〈c〉ミゲル・エル・フニ、イネス・バカン
[場]エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
916(火)19
[出]〈c〉マヌエル・カストゥロ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
916(火)2030分「ポル・ロス・ムエルトス・デル・カンテ」
[出]〈c〉マイテ・マルティン
916(火)23時「エル・センティド・デル・カンビオ」世界初演
[出]〈g〉ダニ・デ・モロン、特別協力〈c〉アルカンヘル
[場]セビージャ セントラル劇場
917(水)19
[出]〈c〉メルチョーラ・オルテガ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
917(水)2030分「シエテ・ゴルペス・イ・ウン・カミノ」世界初演
[出]〈b〉マリア・パヘス舞踊団
[場]セビージャ マエストランサ劇場
917(水)23時「ロ・コルテス・ノ・キタ・ロ・ガジャルド」世界初演
[出〈g〉ホセ・マリア・ガジャルド、ミゲル・アンヘル・コルテス
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
918(木)19時「デ・ヘレス・エル・トーケ」
[出]〈g〉マヌエル・バレンシア
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
918(木)2130分「ガルナタ」世界初演
[出]〈c〉マリナ・エレディア
[場]セビージャ レアル・アルカサル
918(木)23時「ウルティマ・パラダ」世界初演
[出]〈b〉メルチェ・エスメラルダ
[場]セビージャ セントラル劇場
919(金)12時「NS/NC世界初演学校向け
[出]バルマ・テアトロ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
919(金)19
[出]〈c〉フアニート・ビジャール、フアン・ビジャール・イーホ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
919(金)2130
[出]〈g〉トマティート
[場]セビージャ レアル・アルカサル
919(金)2345分「フィエスタ・エン・レブリーハ」
[出]〈b〉コンチャ・バルガス、c〉フアナ・バルガス、ルイス・マレーナ、フェルナンダ・カラスコ、ミゲル・フニ・イーホ、カルメン・デ・キンティン、エル・フェイト、〈g〉アントニオ・マレーナ、リカルド・モレーノ、クーロ・バルガス、〈perc〉ナノ・ペーニャ
[場]セビージャ オテル・トリアーナ
920(土)19時「NS/NCファミリー向け
[出]バルマ・テアトロ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
920(土)2130分「デ・ロ・ホンド・イ・ベルダデロ」世界初演
[出]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス ゲスト〈c〉ロシオ・マルケス、〈b〉アナ・モラーレス
[場]セビージャ レアル・アルカサル
920(土)2345分「バイレ・デ・ラ・フロンテーラ」
[出]〈b〉ハイロ・バルール、ペペ・トーレス、〈c〉ダビ・エル・ガジ、モイセス・カーノ、フアン・ホセ・アマドール、〈g〉ダニ・デ・モロン、パコ・イグレシアス、ゲスト〈b〉カルメン・ロサーノ、〈g〉ディエゴ・デ・モロン、〈c〉エル・カルピンテーロ
[場]セビージャ オテル・トリアーナ
921(日)12時「フラメンコ・サクロ」
[出]〈c〉ホセ・デ・ラ・トマサ、〈g〉マノロ・フランコ、セビージャ・バロック楽団ソリスト
921(日)19時「NS/NC家族向け
[出]バルマ・テアトロ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
9/21(日)2030分「ヒターナ・モレーナ」世界初演
[出]〈b〉マヌエラ・カラスコ、特別協力〈c〉ミゲル・ポベーダ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
921(日)23時「ロス・インビタードス」
[出]〈b〉ベレン・マジャ、特別協力〈b〉マヌエル・リニャン
[場]セビージャ セントラル劇場
922(月)19
[出]〈c〉ロシオ・バサン
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
922(月)2030分「フラメンコ・ア・コルデス」世界初演
[出]〈piano〉ドランテス、〈コントラバス〉ガルシア・フォンス
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
922(月)23時「オラテ」
[出]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ、特別協力〈c〉ニーニャ・パストーリ、ディエゴ・カラスコ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
923(火)19
[出]〈c〉ミゲル・オルテガ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
923(火)2030分「カプリチョス・デル・ティエンポ」
[出]〈b〉イサベル・バジョン
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
923(火)23時「クアトロ・フラメンコジャズ」
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、〈フルート、サックス〉ホルヘ・パルド、〈ベース〉カルラス・ベナベン、〈perc〉ティノ・ディ・ジェラルド
[場]セビージャ セントラル劇場
924(水)19時「プレセンティミエント」
[出]プロスクリトスDF(〈perc〉アントニオ・モンティエル、〈g〉ラウル・カンティサノ)
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
924(水)2030分「カンタオーレス」
[出]〈c〉ヘスース・メンデス、アントニオ・レジェス
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
924(水)23時「カンタオーラス。ロ・プーロ・マンダ」世界初演
[出]〈c〉サマラ・カラスコ、アナベル・バレンシア、アンパーロ・ラガレス、マラ・レイ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
925(木)19
[出]〈c〉ホセ・アンヘル・カルモナ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
925(木)21時「フラメンコ・シンフォニコ」
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、ゲスト〈g〉ペペ・アビチュエラ、セビージャ王立交響楽団
[場]セビージャ マエストランサ劇場
925(木)23時「ウナ・ノチェ・エン・エル・アレナル」世界初演
[出]〈b〉タブラオ・エル・アレナル舞踊団、ゲスト〈b〉ローリ・フローレス、ラファエル・デ・カルメン
[場]セビージャ セントラル劇場
926(金)12時「フラメンコランディア。ウナ・アベントゥラ・ア・コンパス」世界初演学校向け
[出]〈b〉アナベル・ベローソ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
926(金)19
[出]〈c〉カネラ・デ・サン・ロケ、カネラ・イーホ 
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
926(金)2030分「フラメンコ・シンフォニコ」
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、ゲスト〈g〉ペペ・アビチュエラ、セビージャ王立交響楽団
[場]セビージャ マエストランサ劇場
926(金)2030分「クエルポ、メンテ、アルマ」世界初演
[出]〈b〉カリメ・アマジャ、ヘスース・カルモナ、パロマ・ファントバ
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
926(金)23時「デ・ラ・ミーナ・ア・ノウ・バリス」
[出]〈g〉チクエロ、〈c〉ドゥケンデ、モンセ・コルテス
[場]セビージャ オテル・トリアーナ
927(土)19時「フラメンコランディア。ウナ・アベントゥラ・ア・コンパス」ファミリー向け
[出]〈b〉アナベル・ベローソ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
927(土)2030分「ペレアンド・イ・プント」
[出]〈c〉エル・ペレ、ゲスト〈piano〉ドランテス、〈b〉ファルキート、特別協力〈b〉フエンサンタ・ラ・モネータ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
927(土)23時「レエンクエントロ」
[出]〈c〉クーロ・フェルナンデス、ペパ・バルガス、エスペランサ・フェルナンデス、〈g〉パコ・フェルナンデス、〈b〉ホセ・フェルナンデス、特別協力〈b〉コンチャ・バルガス
928(日)12時「フラメンコ・サクロ」
[出]〈c〉ホセ・デ・ラ・トマサ、〈g〉マノロ・フランコ、セビージャ・バロック楽団ソリスト
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
928(日)19時「フラメンコランディア。ウナ・アベントゥラ・ア・コンパス」家族向け
[出]〈b〉アナベル・ベローソ
[場]セビージャ アラメーダ劇場
928(日)2030分「…イ・セビージャ」世界初演
[出]〈c〉セグンド・ファルコン、〈g〉パコ・ハラーナ、ラファエル・リケーニ、マノロ・フランコ、〈b〉アントニオ・カナーレス
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
928(日)23時「ラティードス・デル・アグア」
[出]〈b〉パトリシア・ゲレーロ、ゲスト〈c〉ホセ・アンヘル・カルモナ
[場]セビージャ セントラル劇場
929(月)19
[出]〈piano〉アリアドナ・カステジャーノス
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
929(月)2030分「ボスケ・アルドラ」スペイン初演
[出]〈b〉ロシオ・モリーナ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
929(月)23時「マノ・ア・マノ」
[出]〈c〉ペドロ・グラナイーノ、ミゲル・ラビ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
930(火)19
[出]〈c〉フェリペ・エスカパチーニ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
930(火)2030分「ディレクト」世界初演
[出]〈c〉ホセ・バレンシア
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
930(火)23
[出]〈g〉パコ・セペーロ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ 
101(水)19
[出]〈c〉へロモ・セグーラ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
101(水)2030分「トダ・ウナ・ビダ」
[出]〈c〉クーロ・デ・ウトレーラ、ロメリート・デ・ヘレス、ラ・カニェータ・デ・マラガ、〈b〉エル・カレーテ、ペレグリーノ
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
101(水)23時「ノマダ」
[出]〈b〉マヌエル・リニャン
[場]セビージャ セントラル劇場
102(木)19
[出]〈g〉アルフレド・ラゴス
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
102(木)2030分「サングレ」スペイン初演
[出]〈b〉ラファエル・カンパージョ、アデラ・カンパージョ
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
102(木)23時「ボセス・デ・ブロンセ」
[出]〈c〉フアン・ホセ・アマドール、エンリケ・エル・エストレメーニョ、エル・グアディアーナ
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ クラウストロ
103(金)12時「ラ・ギターラ・ボラドーラ」学校向け
[出]
[場]セビージャ アラメーダ劇場
103(金)19
[出]〈c〉ナノ・デ・ヘレス
[場]セビージャ エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト
103(金)2030分「アルカンヘル」
[出]〈c〉アルカンヘル
[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場
103(金)23時「エル・カジェホン・デ・ロス・ペカードス」世界初演
[出]〈b〉エドゥアルド・ゲレーロ
[場]セビージャ セントラル劇場
104(土)19時「ラ・ギターラ・ボラドーラ」ファミリー向け
[出]
[場]セビージャ アラメーダ劇場
104(土)2030分「ラ・ディフェレンシア」
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン
[場]セビージャ マエストランサ劇場
104(土)23時「メイド・イン・ヘレス」
[出]〈c〉ダビ・ラゴス、特別協力〈b〉メルセデス・ルイス、ディエゴ・デ・マルガラ
[場]セビージャ セントラル劇場
105(日)19時「ラ・ギターラ・ボラドーラ」ファミリー向け
[出]
[場]セビージャ アラメーダ劇場
105(日)2030分閉幕ガラ「エル・カンテ・セ・エスクリベ・コン・L
[出]〈c〉エル・レブリハーノ
[場]セビージャ マエストランサ劇場〜45

[料]
ロペ・デ・ベガ劇場1030ユーロ
マエストランサ劇場2240ユーロ
※エストレージャ・モレンテのみ2945ユーロ
セントラル劇場 22ユーロ
オテル・トリアーナ 25ユーロ
アラメーダ劇場 10ユーロ
        ファミリー向け公演12ユーロ こども4ユーロ
エスパシオ・サンタ・クラーラ ドルミトリオ・アルト 12ユーロ
               クラウストロ 22ユーロ
レアル・アルカサル 30ユーロ
前売りサイト www.generaltickets.com/sevilla, www.teatrolopedevega.org
  前売り開始は421
  531日までに購入分は10%引き。
  6月1日から731日までに購入すると5%引き

2014年4月9日水曜日

へスス・カルモナ「7バルコネス」

フラメンコ・ビエネ・デル・スール初登場のへスス・カルモナ。
ヘスス・コルバチョとラ・ファビのカンテ二人、
ギターにダニエル・フラド、パルマとハレオのバネサ・コロマ。

60年代ぽいルンバの録音に始まり、
マラゲーニャ、ファンダンゴ、歌い手二人が互いに踊るタンゴ、
サンブラが挿入されたソレア、カンシオン、そしてアレグリアス
と流れるようにアンコールまで展開していく。
構成、振付けまで本人の手で行われている。

1985年バルセロナ生まれ
国立バレエ団出身でテクニックは抜群。
姿勢もよくきれいなかたち。
 サパテアードもしっかりしている。
若い人にありがちなように
動きも音も多く、時に少しはじっとしててと思うほどだけど
歌のマルカールなどは少しゆっくりしていて悪くはない。
 回転も美しいしところどころにフラメンコ的な間のよさもはさんでくる。
 客席にたくさんいた踊り手たちもハレオをかける。

巧いと思う。
タンゴ以外ずっと休まず踊っているし
30歳前で一人でこれだけの作品をつくったことは評価する。
でも、だけど、なんですね。
オレ!と思わず声をかけたくなるような瞬間も
見終えたあとの高揚感もまるでない。
うーん。なぜだろう。

ある批評家はフラメンコ性がないと断言してたけど
そうなのかな。
いや、ところどころフラメンコな感じははさんでくる。
でもなんか足りないような。
なんなんでしょうね。
コロカシオン、姿勢フェチな私的にも
かたちはきれいだし
歌い手とギタリストが舞台の前面にでて
踊り手がその後ろで踊るという、
ちょっと面白い趣向のファンダンゴも楽しかったんだけど。

わりとどの曲踊っても同じ感じ、ってのはあるかもしれない。
曲のキャラクターをもっと演じてほしいというのかな。
本人きいたら怒られそうですが、
なんか表面的というか、
しっかり曲の中にどっぷりはいって踊ってる感じがないのかも。
アスリートが流してるような、感じとでもいうのかな。

でもヘレスのフェスティバルのガラでみたときよりはよかった。
なんでまた観てみたいと思います。
若手は一回の公演で判断しちゃ失礼ですし。

ヘレスのフェスティバルでも
私的にはうーんだったマルコ・フローレスが
若手舞踊家たちは絶賛してたから
若い人と好みがちょっと違ってるだけなのかもしれないし。

2014年4月5日土曜日

コルドバのギター祭 プログラムとクルシージョ

毎年恒例コルドバのギター祭。
そのプログラムが発表になった。
フラメンコ関係の公演は以下の通りだが、
そのほかにもクラシック、ジャズ、ロックとさまざまなジャンルのギター公演がある。

クルシージョも受付中。
夏のコルドバは暑いけど価値あります。




◆コルドバ・ギター祭フラメンコ公演
7/1(火)21時30分
[出]〈g〉ヘラルド・ヌニェス、ダニ・デ・モロン、ディエゴ・デル・モラオ
7/5(土)21時「ファリャ」
[出]〈g〉フアン・マヌエル・カニサーレス
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]15ユーロ
7/7(月)22時「ウトピア」
[出]〈b〉マリア・パヘス舞踊団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8〜21ユーロ
7/10(木)22時30分
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
[場]コルドバ アセルキア野外劇場
[料]30、40ユーロ
[問]www.guitarracordoba.org

◆コルドバ・ギター祭のクルシージョ
6/30(水)~7/3(土)10~13時
[教]〈b〉ハビエル・ラトーレ
[内容]中級/上級「ペテネラのスタイルと振り付け」
[場]コルドバ アセルキア劇場
[料]125ユーロ(フェスティバル舞踊公演入場券含む)
7/1(火)~4(金)10~14時
[教]〈g〉 フアン・マヌエル・カニサーレス
[内容]中級/上級
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]200ユーロ(聴講のみは60ユーロ)7/5(土)~8(火)10~14時
[教]〈g〉 ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[内容]中級/上級(その判断は講師が行う)
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]200ユーロ(聴講のみは60ユーロ)
7/4(金)~7(月)10~13時
[教]〈b〉インマクラーダ・アギラール
[内容]中級/上級「バタ・デ・コーラの技術と振付」
[場]コルドバ アセルキア劇場
[料]125ユーロ(フェスティバル舞踊公演入場券含む)
7/8(火),9(水)10~13時
[教]〈b〉マリア・パヘス
[内容]中級/上級「振付/有機的なクリエーション」
[料]125ユーロ(フェスティバル舞踊公演入場券含む)
7/9(水)~11(金)10~14時
[教]〈g〉 マノロ・サンルーカル
[内容]中級/上級
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]200ユーロ(聴講のみは60ユーロ)
※申し込み時にフラメンコのギターソロ2曲演奏を音楽CDもしくはMP3で提出のこと。
7/11(金)、12(土)10〜13時
[教]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
[内容]中級/上級「深みの必要性」
[場]コルドバ アセルキア劇場
[料]125ユーロ(フェスティバル舞踊公演を含む)
7/1(火)~4(金)11~14時
[教]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス
[内容]中級「レブリーハのブレリア・アロマンサーとセラーナス」
[料]170ユーロ(フェスティバル舞踊公演入場券含む)
[場]コルドバ アセルキア劇場
6/30(月)11時30分~14時30分
[教]〈g〉ヘラルド・ヌニェス
[内容]初級/中級/上級「マスタークラス」
[料]60ユーロ
[問]www.guitarracordoba.org, festival@guitarracordoba.org

2014年4月4日金曜日

フェルナンド・ロメロ、マノロ・マリン「レクシオン・デ・ビダ・イ・カンテ」

フェルナンド・ロメロが師マノロ・マリンをゲストに迎えた公演。
ギターも歌もマイク無しで、という試み。

まだ客席の電気が消えないうちにフェルナンドが舞台に現れ
稽古を始める。
そこにマノロが現れ、話しながらレッスン。
 マイクがないから声はきこえにくいけど
稽古をのぞいているような気分にはなる。
ギターのラファエル・ロドリゲス、
カンテのミゲル・オルテガも登場。

フェルナンドのファルーカ
ソレア・ポル・ブレリア+ティエント
カンテソロでソレア
ギターソロはマラゲーニャ
リビアーナ+セラーナ+マチョ・デ・マリア・ボリーコ

フェルナンドはバレエダンサーのようにかたちがきれい
マイクがないとカンテのマルカへ、いわゆる歌振りでの
サパテアードがけっこう気になる。

再び舞台に登場したマノロとのおしゃべり

「エスクエラ・セビージャとかいうけど
セビージャの踊り手はそれぞれ皆ちがっていた」

「今はテクニックがすごい。
でもなにかが足りないんだ」

「セビジャーナスにはフラメンコのエッセンスがつまっている」
「ブレリアのパルマも叩けないで踊っているというのは信じられない」

そしてマノロのティエント、タンゴ。
歌のじゃまをしない靴音。
アルテ・プーロ
 腕の上げ方、斜めのかまえ。
全てが絵になる。
音は少ないけど決めのところにくるので気持ちがいい。

最後はフェルナンドのロンデーニャ
自分のスタイルができている。

でも師を越えるのはやっぱ難しい


2014年4月3日木曜日

フラメンコ・ビエネ・デル・スール/エル・フンコ、スサナ・カサス、ロリ・フロレス

4月1日セビージャのセントラル劇場で行われた
フラメンコ・ビエネ・デル・スール
「ミランド・アル・パサード」公演。
エル・フンコとスサナ・カサス夫妻と
ゲストのロリ・フロレス。

ほぼ同じ構成かと思われましたが
スサナによるイントロのシギリジャのあとは
フンコのファルカ
スサナのタンゴ/ティエントと続き
エル・ガジとホセ・アニジョのカンテソロはトリジャ
そしてロリのバタ・デ・コラにカスタネットのシギリジャ
フンコのソレアに
スサナのナナ
そして全員のアレグリアスと
イントロとロリの出演部分以外は新曲になっていました。

カディス出身でクリスティナ・オヨス舞踊団でオヨスの相手役として活躍したフンコ。
同じくオヨス舞踊団やタブラオで活躍したスサナが
セビージャのベテラン・バイラオラ、ロリをゲストに選んでくれて感謝です。

鮮やかな黄色の衣装は、背中側は黄色に黒の水玉
正面は黄色の無地という、ある意味現代美術のよう。
そのバタ・デ・コラを自在にあやつり
カスタネットを駆使して踊るロリ。
そのカスタネットの音色の色彩。
強弱をつけ華やかにダイナミックに歌うように踊るように響く。
かたちの美しさ。
首の位置がすばらしいばかりでなく
腕のかたち、姿勢
いにしえのフラメンコの香り高い
品格のある踊り。
 これをみるだけで価値がある。
髪につけた花を落としてしまったのだが
それをバタに巻き込んで退場というのがまたかっこいい。
フンコはソレアがよかった
オーソドックスなソレア
かたちもリズムもよくムイ・フラメンコ
スサナはタンゴの導入部がいい。
明るい曲が彼女にあっているのだろうか。
ティエントいれずにタンゴだけでつくってもいいのでは?

最後のアレグリアスでも
目はロリに釘づけ。
昔ながらの美しい、セビージャ風のフラメンコ。

スタンディングオーベーションにこたえて
フンコがブレリアひとくさり。
歌い手たちより声量があってびっくり。

この公演を支えた二人のギタリストが
ラファエル・ロドリゲスとミゲル・ペレス。
これも昔ながらの太い音で
舞踊を盛り上げる。
とくにミゲルのファルカはよかったです。
 
ちなみにロリは土日はタブラオ、エル・アレナルに出ているそうです。
観てみたい、という人はぜひ。