ビエナルのクルシージョ１０ ペペ・トーレスとイネス・バカン

セビージャ在住日本人バイラオーラの横田万紀さんから

クルシージョの案内が届きました。

そのまま転載します。

以下横田万紀さんから

2012年ビエナル期間中の特別クルシージョ
バイレ：ペペ・トーレス／

9月3日（月）～28日（金）pm.12:30~13:30：各週違った内容（ブレリアやアレグリアス・ソレアの部分的振り付けなど）

写真Kyoko Shikaze

カンテ：イネス・バカン／

9月３日（月）～12日（水）、9月24日（月）～28日（金）pm.18:15~19:15

 両講座とも；土日は除く／通訳付き／初心者からプロまでレベル不問／事前の申し込みが必要です／その他個人レッスンも受け付けます（55ユーロ～）。
講座料：バイレ：週 110ユーロ／単発：25ユーロ／

ギターが必要な日は別途／要：参加者５人以上。

カンテ：各日22ユーロ／ギターが必要な日は別途／要：参加者３人以上。
問い合わせ・申し込み（横田）：TEL;(7月以降):34-954900694 / 34-619233563
e-mail（常時）: isbylia11@hotmail.com
ESTUDIO FLAMENCO ISBYLIA　c / Jimenez Aranda 4 bajo7  41005 Sevilla

 ペペ・トーレス：
ぺぺがソン・デ・ラ・フロンテーラの踊り手として彗星のように現れたときには、目を疑ったものです。あのアンドラーノらと一緒に唄って踊るフェステーロだった少年が？
近年稀にみるムイフラメンコな正統派で、しかも新鮮なのに懐かしいような、古い時代を思い出させる味がするのです。それはぺぺがモロンのディエゴ・デル・ガストール（姪の息子にあたる）やホセレーロ（孫にあたる）らの名門ガストール一家に生まれ、アンドラーノやディエギート・デ・モロンら錚々たるアルティスタの甥っ子として小さなときからフラメンコな生活を生きてきたからでしょうか？ギターも唄も得意なオールマイティで、大成功したグループの解散後はソロの踊り手として海外をはじめあちこちのフェスティバルに招聘され活躍中です。彼の唄でブレリアなどやってみたくて、忙しい彼を口説いてクルシージョを企画しました。アンへリータ・バルガスも2010年のアメリカツアーで共演して以来ぺぺ絶賛です。去る2月にペーニャで催されたアンへリータのオメナヘでは、５分余の短いソレアでベテランアルティスタの面々を差し置いて、観客を総立ちさせました。すっかり舞踊化してしまった現代に貴重な、彼のフラメンコのセンティードを学びましょう。
http://contratacionpepetorres.wordpress.com/
http://es.video.search.yahoo.com/search/video?p=pepe+torres+flamenco

 イネス・バカン：
イネスの唄は近年ますます神々しくなってきたと思います。ピニーニ一族に生まれ、祖母フェルナンダ、父バスチァンの唄をはじめ、チャチャ・ルイサ、ペラータ、兄のペドロ・バカン、従姉のフェルナンダやベルナルダ、ペパ・デ・ベニート、レブリハーノ、ミゲル・エル・フニら枚挙にいとまのないアルティスタに囲まれて、一族の伝統をしっかり受け継いでいるのに、誰にも似ていないのです。フラメンコの唄は人間的な、あまりに人間的な感情を深く通底して聴く者の心を引き裂きゆさぶるものですが、イネスは唄いながらツート、ツートと神と対話して宇宙大になってゆくので、聴く者は第一声からそのオーラに感電してしまいます。そのイネスがイスラエル・ガルバンとのツアーの合間を縫ってレブリハから教えに来たいというので、彼女と時間を共有する場を設けることにしました。初心者（唄い手志望でない方も歓迎）もプロもまったく関係ありません。私は風呂場で鼻唄もでないし、既成の宗教は忌避しておりますが、彼女のシャーマン的光のそばで祝詞（のりと）のようにレトラをつぶやいたり唱和してみたら、心のセラピーになるような気がします。
http://www.flamenco-world.com/tienda/autor/ines-bacan/548/
http://www.youtube.com/watch?v=KHlncc6eu-8
http://www.youtube.com/watch?v=tfcHy3I6UN4

ビセンテ・エスクデーロ展

ビエナルまで秒読み！

そのビエナルの並行プログラムとして

ビセンテ・エスクデーロ展が

９月３日から３０日まで

セビージャのエスパシオ・サンタ・クラーラで開催されます。

ビセンテ・エスクデーロといえば

グラン・アントニオ

アントニオ・ガデスと続く

フラメンコ舞踊の歴史に残る偉大なマエストロ。

踊りだけでなく歌も録音しているし

数々の絵画や執筆など多彩な活動をしたことでも知られます。

これはバルセロナ在住の舞踊家

ホセ・デ・ラ・ベガのコレクションで

プログラムやポスター、舞台写真

ギターやレコードのほか

ミロがデザインしたバタ・デ・コーラなども並びます。

エスパシオ・サンタ・クラーラは

アラメーダを川側に行ったところにあり

ビエナルのカンテリサイタルなども開催されます。

10〜14時、17時30分〜21時

入場無料なので

ぜひ！

なおビエナルが近づくにつれ

当初予定されていたアルティスタが変更になったりもしています。

オテル・トリアーナのトリアーナの日

予定されていたラファエル・リケーニの出演が取り消しになり

代わりにホセ・アセド親子と

マリア・パヘス舞踊団のギタリスト、フィティが

３人でリケーニの曲を弾くそうな。

トマーレスのフラメンコ祭

８月３１日金曜日22時から

セビージャ郊外トマーレスで

フラメンコ・フェスティバルが開催されます。

出演はカンテが

フアン・バルデラマ（ルベン・レバニエゴ伴奏）

ヘスース・メンデス（マヌエル・バレンシア伴奏）

ロシオ・セグーラ（パトロシニオ・イーホ伴奏）

と

踊りで

イニエスタ・コルテス

（歌ホセ・アニージョ、モイ・デ・モロン、ギター／パコ・イグレシアス）

入場料は５ユーロとお手軽。

夕涼みがてらに？

ロ・フェッロのコンクール

日本は新人公演ですね。

１年前の熱気あふれるコンクール思い出します。

出場者のみなさんご苦労様でした！

きっとみんながみんな

なにかをゲットしたことでしょう。

さて

ムルシアのフラメンコ・コンクールといえば

ラ・ウニオンのものが歴史もあり、有名。

でもその１週間後にはやはり同じムルシアの

トーレ・パチェーコという小さな町でも

カンテ・コンクールが行われています。

こちらも今年で第３３回という歴史を誇り

その優勝者におくられるのは

地元の名産にちなんで

「メロン・デ・オロ」

金のメロン賞。

今年その賞を獲得したのは

弱冠１６歳のベアトリス・ロメーロ。

このコンクールで初めての挑戦での優勝。

賞金は１２０００ユーロとのこと。

準優勝にあたるモリーのス・デ・ロ・フェッロは

セビージャのフアン・アントニオ・ラミレスが受賞。

なおこの他の賞は

カンテ・アフラメンカダ部門はコルドバのペパ・アバッド。

カンテス・デ・レバンテ部門はウエルバのクリスティーナ・ソレール・ガーゴ。

カンテス・バシコス部門はアルメリアのアナベル・アルバレス

と今年は女性パワーが強かったようです。

アドリアン・ガリア新作初演

一時期日本に定住していたこともあるバイラオール、

アドリアン・ガリアが

生まれ故郷のアルゼンチンで新作を初演する。

共演はアルゼンチンの歌い手とギタリストとか。

クリスティーナ・オヨス舞踊団で彼女の相手役を、

ガデス舞踊団でガデスの持ち役を踊ってきた

実力派の彼の作品。

ちなみに最初に自身の舞踊団を旗揚げしてから今年で２０周年だそうだ。

★アドリアン・ガリア「エン・クラベ・フラメンカ」

9／6（木）23時

［出］〈b〉アドリアン・ガリア、ローリ・サバニエゴ、〈c〉エウヘニオ・ロメロ、ヘロモ・アマドール、〈g〉エクトル・ロメロ

［場］アルゼンチン　ブエノス・アイレス　ピカデーロ劇場

［問］http://teatropicadero.com.ar/

オフ・ビエナル 第３回フラメンコ・デ・カジェ祭

セビージャのビエナル期間中に

市内のライブハウスで行われる

フェスティバル・フラメンコ・デ・カジェ

劇場でないところでみるフラメンコ

若手や中堅

それぞれにがんばってます。

★第3回フラメンコ・デ・カジェ祭

9／3（月）～29（土）

○ラ・カハ・ネグラ　22時30分

9／5（水）〈b〉マリア・タボラ

9／8（土）〈b〉アルベルト・セジェス

9／12（水）〈b〉ジェシ・ラ・キカ、クキ・サンティアゴ

9／15（土）〈b〉マルタ・バルパルダ

9／19（水）〈b〉アスンシオン・デマルトス

9／22（土）〈b〉イレネ・ラ・セラニージャ

9／26（水）〈b〉マリア・タボラ

9／29（土）〈b〉ジェシ・ラ・キカ、クキ・サンティアゴ

［問］c/Fresa,15. Sevilla

○マランダル　22時30分

9／6（木）〈b〉アルベルト・セジェス

9／13（木）〈b〉マルタ・バルパルダ

9／20（木）〈b〉ジェシ・ラ・キカ、クキ・サンティアゴ

9／27（木）〈b〉イレネ・ラ・セラニージャ

［問］http://malandar.net/

○ガルファ　22時30分

9／7（金）〈b〉マルタ・バルパルダ

9／14（金）〈b〉イレネ・ラ・セラニージャ

9／21（金）〈b〉アスンシオン・デマルトス

9／28（金）〈b〉アルベルト・セジェス

 ［問］http://www.salagarufa.es/

○エスタシオン　21時

9／13（木）〈c〉ラウラ・ロマン

9／20（木）〈piano〉ラウラ・デ・ロス・アンヘレス、 〈vocal〉チキ・カルデロン

9／27（金）〈c〉アンパロ・ラガレス

［問］C/Torrijano,2. Sevilla

ガデス舞踊団 パリ公演

アントニオ・ガデス亡きあと

故人の意思をついで世界中で活動を続けているアントニオ・ガデス舞踊団

そのパリ公演がこの年末年始に行われる。

会場はパレ・デ・コングレ

「カルメン」「血の婚礼」「フエンテオベフーナ」の

代表作三作が一挙上演される

★アントニオ・ガデス舞踊団

12／26（水）～1／５（土）

12／26（水）20時、27（木）20時、30（日）15時、31（月）20時、1／5（土）15時，20時「カルメン」

12／28（金）20時、29（土）15時、20時「血の婚礼」「フラメンコ組曲」

1／2（水）20時、3（木）20時、4（金）20時「フエンテオベフーナ」

［場］フランス　パリ　パレ・デ・コングレ・ド・パリ

［問］http://www.viparis.com/Viparis/salon-paris/salon/COMPAGNIE-ANTONIO-GADES/fr/10780

フアン・デ・フアン マラガ公演

ビエナルで公演する

フアン・デ・フアンの

タップダンサーとの共演

「フラメンコ・ホッファーズ」

その公演の１日前には

マラガのセルバンテス劇場でも公演

★フアン・デ・フアン「フラメンコ・ホッファー」

9／24（月）21時

［出］〈b〉フアン・デ・フアン、ラ・ルピ，〈タップ〉ジェーソン・サミュエル・スミス、〈c〉ラファエル・デ・ウトレーラ、〈g〉リカルド・モレーノ、〈コントラバス〉ジェルシ・エレディア、〈ドラムス〉ナノ、〈piano〉マルドナード

［場］マラガ　セルバンテス劇場

［料］18ユーロ

［問］http://www.teatrocervantes.com/  前売りhttps://www.unientradas.es

ビエナルのクルシージョ9 レオノール・レアル

ヘレス出身の踊り手

レオノール・レアルのクルシージョは

昔マリオ・マジャのスタジオがあったパサヘ・マジョルで。

◆レオノール・レアル

9／10（月）～14（金）

［教］〈b〉レオノール・レアル

［内容］10～11時初級技術、11～12時初中級「バタ・デ・コーラ技術」、12～13時30分中上級技術、13時30分～15時中上級振付「タンゴ」

［場］セビージャ　パサヘ・マジョル20番

［料］各100ユーロ

［問］http://www.leonorleal.com

ラトーレのクルシージョenマドリード

９月３日から７日まで

マドリードのカサ・パタフラメンコ音楽学校で

ハビエル・ラトーレのクルシージョが開講されます。

11時30分から13時までは中級

13時から14時30分はプロクラス

受講料75ユーロはお得感あり。

［問］http://www.conservatorioflamenco.org/

ビエナルのアクティビティ

モンビエナルのオフィシャルプログラム以外の

パラレル・アクティビティのプログラムが発表された。

展覧会、映画の上映、公演，講演、受賞式など盛りだくさん。

展覧会

●ビエナルのアクティビティ

○展覧会

★写真展パコ・サンチェス「バイラオーレス」

9／3（月）～30（日）

［場］セビージャ　レアル・アルカサル内サラ・デル・アペアデロ

★写真展「ラオオコンテ・サルバへ」

9／3（月）～30（日）

［場］セビージャ　カハソル／サラ・ビジャシス

★マリオ・マジャを描いた絵画展「ソロ・トラソス」

9／3（月）～29（土）17～21時※日休み

［場］セビージャ　マリオ・マジャ財団（c/Atanasio Barrón）

★ミゲル・デ・モリーナ「アルテ・イ・プロボカシオン」

9／7（金）～10／24（水）

［場］セビージャ　カシノ・デ・エスポシシオン

★写真展「マリオ・マジャ。フラメンコ・イ・クリアシオン」

9／11（火）～27（木）

［場］セビージャ　CICUSギャラリー

［問］http://cicus.us.es/

○映画上映

9／12（水）22時「恋は魔術師」「コレ・ヒターノ・コレ」

9／13（木）22時「エル・ファブローソ・サビーカス」

9／19（水）22時「エル・カンテ・ブエノ・ドゥエレ」

9／20（木）22時「ミゲル・デ・モリーナ」

［場］セビージャ　CICUSパティオ

［問］http://www.labienal.com

○セミナー

★「革新と伝統の間のインド舞踊」

9／12（水）12時

［料］無料

★「イストリア・クリティカ・デル・アルテ・フラメンコ」

9／10（月）～27（木）10～12時

［教］クーロ・アイクス

［料］60ユーロ

★「クアトロ・エモシオネス・フラメンカス」

［教］フアン・ベルヒージョス

［料］60ユーロ

［場］セビージャ　CICUS

［問］http://cicus.us.es/

★ラボラトリオ「ラ・ボス・イ・ラ・パラブラ・エン・エル・フラメンコ」

9／10（月）～27（木）

［料］100ユーロ

［問］produccion@electricacultura.com

★「ロス・フラメンコス・アブラン・デ・シ・ミスモ」

9／11（火）～14（金）10～13時

［教］ルイス・デ・コルドバ、マノロ・マリン、フアン・ホセ・アマドール、パコ・セペーロ

［場］セビージャ　エスパシオ・サンタ・クラーラ

公演

★ラ・ノーチェス・デ・ラ・ビエナル

9／6（木）23時「フラメンコ・トラタード」

［出］〈b〉ラ・チョニ、〈c〉アリシア・アクーニャ、〈g〉ラウル・カンティサーノ

9／7（金）24時「アカバレ・ホンド」

［出］〈c〉マリアーナ・コルネホ、〈g〉エドゥアルド・レボジャール

9／12（水）、13（木）23時「ラ・ダマ・デル・ポンチョ・ロホ」（チャべラ・バルガスへのオマージュ）

［出］〈c〉ダビ・パロマール

9／19（水）23時「レメディオス・アマジャ・イ・ファミリア」

［出］〈c〉レメディオス・アマジャ、ゲスト〈g〉ライムンド・アマドール、〈b〉フアン・デ・フアン

9／26（水）23時「88テクラス・デ・パシオン」

［出］〈piano〉レイナ・ヒターナ

9／27（木）23時「クラリダ」

［出］〈c〉ロシオ・マルケス、〈piano〉レイナ・ヒターナ

［場］セビージャ　キンテーロ劇場

［問］http://www.teatroquintero.com/

エストレージャ・モレンテ マラガ公演

エストレージャ・モレンテが

８月２５日

マラガの闘牛場で歌う。

グラナダ生まれマドリード育ちの彼女だが

闘牛士ハビエル・コンデと結婚後は

彼の故郷マラガに移り住んでいる。

だから地元でのコンサート。

息子たちもかけつけるに違いない　

ビエナルのクルシージョ７ アントニェーテ

タブラオ、エル・アレナルで長らく活躍している

アントニェーテのスタジオでは

モネータとイサベル・バジョン、

そしてアントニェーテ自身のクルシージョ

スタジオは市内北部

アラメーダ／マカレーナ地区にある。

◆アントニェーテ・フラメンコ・スタジオ

9／10（月）～14（金）

［教］〈b〉ラ・モネータ

［内容］中上級「シギリージャス」、初中級「ソレア・ポル・ブレリア」

9／20（木）、21（金）、22（土）

［教］〈b〉イサベル・バジョン

［内容］中上級「ロンデーニャス」、初中級「カンティーニャス」

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉アントニェーテ

［内容］中上級「タラント」。初中級「ロマンセ」

［場］セビージャ　アントニェーテ・フラメンコ・スタジオ

［問］電話954376346

ビエナルのクルシージョ６ アリシア・マルケス舞踊スタジオ

先頃来日して

各地でクルシージョを行ったアリシア・マルケス。

彼女のスタジオもクルシージョを開催。

そのほかにアリシアとラモン・マルティネスの通常クラスもある。

◆アリシア・マルケス舞踊スタジオ

9／10（月）～14（金）13時30分～15時

［教］〈b〉オルガ・ペリセ

［料］150ユーロ

9／17（月）～21（金）13時30分～15時

［教］〈b〉マルコ・フローレス

［内容］アバンドラオ

［料］150ユーロ

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉ホアキン・グリロ

［内容］13時30分～14時30分初級「ブレリア」、14時30分～15時30分中上級「ソレア」

［料］各100ユーロ

［場］セビージャ　アリシア・マルケス舞踊スタジオ

［問］www.aliciamarquez.es

ラ・ウニオン コンクール結果

foto oficial

ラ・ウニオンのコンクール

大賞であるミネーラ部門で優勝し

みごとランパラ・ミネーラを手にしたのは

リカルド・フェルナンデス（写真中央）

そのほかに

ソレア、トナ、マラゲーニャ、タランタ

と４部門でも受賞。

自らギターを弾き伴奏してというのは長いコンクールの歴史の中でも初めてのこと。

ギジェルモ・カーノはカルタへネーラ部門のみ、

１７歳のベアトリス・ロメーロはアレグリアスを歌って

その他カンテ部門で優勝。

ギターはグラナダ出身の２１歳

アルベルト・ロペス。

ただし１位なしでの２位受賞。

舞踊はマドリード出身の２６歳

ヘスース・カルモナ。

２位はなし。

その他楽器部門は

フルートのオスカル・デ・マヌエル。

ラ・ウニオンの決勝進出者

ラ・ウニオンのコンクール

今日はいよいよ決勝

準決勝を勝ち抜いて今日の決勝にいどむのはこの１１人。

インストゥルメンタル

アルフォンソ・アロカ（ピアノ）

オスカル・マヌエル・ゴメス（フルート）

カンテ

ベアトリス・ロメーロ（アレグリアス）

ギジェルモ・カーノ（ミネーラ、カルタへネーラ、タランタ、シギリージャ）

ヘスース・コルバチョ（ブレリア）

クリスティーナ・ソレール・ガーゴ（グラナイーナ）

リカルド・フェルナンデス（ミネーラ、タランタ、マラゲーニャ、トナ、ソレア）

セバスティアン・クルス（ソレア）

バイレ

シンティア・カーノ

ヘスース・カルモナ

ギター

アルベルト・ロペス

例年に比べカンテの決勝進出者が少なく

対象であるランパラ・ミネーラは

ソロCDをすでにリリースしているギジェルモ・カーノと

ギタリストでもある、カスティージャ・ラマンチャ出身のリカルド・フェルナンデスの

一騎打ち。

さて軍配は？

ビエナルのクルシージョ５ クリスティーナ・ヘーレン財団

１０月から６月まで授業のある

クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校

ここでも今年は特別に

ビエナル期間中のクルシージョが開催される。

講師はミラグロス・メンヒバルとエドゥアルド・レボジャール

という同校講師。

ミラグロスの超絶バタをかいま観るチャンス！

◆クリスティーナ・ヘーレン財団

9／10（月）～21（金）

［教］〈b〉ミラグロス・メンヒバル

［内容］上級「マントンとバタ・デ・コーラのシギリージャ」150ユーロ（５日間だと80ユーロ）、中上級「マントンとバタ・デ・コーラのアレグリアス」150ユーロ（５日間だと80ユーロ）

［教］〈g〉エドゥアルド・レボジャール

［内容］中上級「カンテ・デ・レバンテ伴奏」150ユーロ（５日間だと80ユーロ）、中上級「ソレアとシギリージャ伴奏」150ユーロ（５日間だと80ユーロ）

［場］セビージャ　クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校

［問］http://www.flamencoheeren.com

ビエナルのクルシージョ４ タジェール・フラメンコ

◆タジェール・フラメンコ

9／10（月）～14（金）

［教］〈b〉イニエスタ・コルテス

［内容］12～14時　中級　200ユーロ

［教］〈b〉アントニオ・プリード

［内容］14時15分～16時15分　中級　200ユーロ

［場］セビージャ　スタジオ・シルビア・パス

［教］〈g〉マヌエル・ペレス／〈c〉マイテ・オリバレス

［内容］14時30分～16時　カンテ伴奏　175ユーロ

［教］〈g〉ミカエレ・ラカーノ／〈b〉フェリペ・マト

［内容］16～17時30分　舞踊伴奏　175ユーロ

［場］セビージャ　タジェール・フラメンコ

9／17（月）～21（金）

［教］〈b〉マヌエラ・リオス

［内容］12～14時　中級　200ユーロ

［教］〈b〉マリア・モレーノ

［内容］14時15分～16時15分　中級　200ユーロ

［場］セビージャ　スタジオ・シルビア・パス

［教］〈g〉マヌエル・バラケーロ／〈c〉ハビエル・アジェンデ

［内容］14時30分～16時　カンテ伴奏　175ユーロ

［教］〈g〉マヌエル・バラケーロ／〈b〉ルルデス・レシオ

［内容］16～17時30分　舞踊伴奏　175ユーロ

［場］セビージャ　タジェール・フラメンコ

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉ルイサ・パリシオ

［内容］12～14時　中級　200ユーロ

［教］〈b〉ルイサ・パリシオ

［内容］14時15分～16時15分　中級　200ユーロ

［場］セビージャ　スタジオ・シルビア・パス

［教］〈g〉セルヒオ・マテサンス／〈c〉エバ・レブリーハ

［内容］14時30分～16時　カンテ伴奏　175ユーロ

［教］〈g〉マヌエル・ペレス／〈b〉リディア・バジェ

［内容］16～17時30分　舞踊伴奏　175ユーロ

［場］セビージャ　タジェール・フラメンコ

［問］http://www.tallerflamenco.com

ビエナルのクルシージョ３ アンドレス・マリンのスタジオ

アンドレス・マリンのスタジオ、

フラメンコ・アビエルトも

９月中は通常のクラスではなく

クルシージョを開催。

最近評判が高い

マドリード出身の

コンチャ・ハレーニョのほか、

レオノール・レアルやチョロなど若手のクラスなど。

◆フラメンコ・アビエルト（アンドレス・マリンのスタジオ）

9／3（月）～7（金）

［教］〈b〉コンチャ・ハレーニョ

［内容］10時～11時中上級「技術」100ユーロ、11時～12時30分中上級「ティエントス」150ユーロ、18～19時30分中級「カンティーニャス」150ユーロ

［教］〈b〉ビキ・バレア

［内容］16～17時初中級「技術」100ユーロ、17～18時初中級「技術」100ユーロ

9／10（月）～14（金）

［教］〈b〉コンチャ・ハレーニョ

［内容］10時～11時中上級「技術」100ユーロ、11時～12時30分中上級「タンゴス」150ユーロ、18～19時30分中級「ソレア」150ユーロ

［教］〈b〉アントニオ・モリーナ“チョロ”

［内容］12時30分～13時30分中級「ブレリアスのコンパスとパルマ」100ユーロ、13時30分～15時中級「ブレリアス」150ユーロ

［教］〈b〉ビキ・バレア

［内容］16～17時初中級「技術」100ユーロ、17～18時初中級「技術」100ユーロ

9／17（月）～21（金）

［教］〈b〉コンチャ・ハレーニョ

［内容］10時～11時中上級「技術」100ユーロ、11時～12時30分中上級「シギリージャス」150ユーロ、18～19時30分中級「ファルーカ」150ユーロ

［教］〈b〉レオノール・レアル

［内容］12時30分～13時30分中級「技術」100ユーロ、13時30分～15時中級「タンゴス」150ユーロ

［教］〈b〉ビキ・バレア

［内容］16～17時初中級「技術」100ユーロ、17～18時初中級「技術」100ユーロ

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉コンチャ・ハレーニョ

［内容］10時～11時中上級「技術」100ユーロ、11時～12時30分中上級「ブレリアス」150ユーロ、18～19時30分中級「タラント」150ユーロ

［教］〈b〉レオノール・レアル

［内容］12時30分～13時30分中級「技術」100ユーロ、13時30分～15時中級「アバンドラオ」150ユーロ

［教］〈b〉ビキ・バレア

［内容］16～17時初中級「技術」100ユーロ、17～18時初中級「技術」100ユーロ

［場］セビージャ　フラメンコ・アビエルト／アンドレス・マリン

［問］http://www.andresmarin.es/estudio/

ビエナルのクルシージョ２ エストゥディオ／フラメンコ

セビージャ・エステとよばれる、

空港よりの新市街にあるスタジオ。

今回ビエナルの新しい会場のひとつ

FIBRSアウディトリオのすぐそばにある

エストゥディオ／フラメンコ主催のクルシージョ。

申込者が少ないときは中止になる可能性もあるそう。

◆エストゥディオ・フラメンコ

9／3（月）～14（金）

［教］〈b〉エステル・ベレス

［内容］19時30分～20時30分「セビジャーナス」

［料］100ユーロ

9／3（月）～7（金）

［教］〈c〉ホセ・アニージョ

［内容］18時～19時30分「カディスのソレア、アレグリアス」

［料］125ユーロ

9／4（火）～8（土）

［教］〈b〉ホアキン・グリロ

［内容］10時～11時15分（土10～11時）初中級「シギリージャス」、11時30分～12時45分（土11時～12時）中上級「アレグリアス」

［料］150ユーロ（２クラスで280ユーロ）

9／10（月）～10／10（水）

［教］〈b〉ベレン・マジャ

［内容］10時～11時初中級「グアヒーラ、ティエントス」、11時～12時中上級「カーニャ、シギリージャ」

［料］115ユーロ（１週間のみでは50ユーロ。１時間は15ユーロ）

9／17（月）～22（金）

［教］〈b〉メルセデス・ルイス

［内容］18～19時初中級、19～20時中上級

［料］150ユーロ（２クラスで280ユーロ）

［教］〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス

［内容］12時～13時30分中上級、13時30分～15時上級

［料］140ユーロ

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉カルメン・イニェスタ

［内容］19～20時初級「セビジャーナス」、20～21時中級「シギリージャ」

［料］50ユーロ

［教］〈b〉エステル・ベレス

［内容］18時～19時初級「ブレリアス」、19～20時初中級「ブレリア、タンゴス」、20時～21時中上級「ブレリア、タンゴス」

［料］50ユーロ

9／24（月）～29（土）

［教］〈b〉フランシス・ヌニェス（ダンサ・エスティリサーダ）

［料］100ユーロ

［場］セビージャ　エストゥディオ・フラメンコ

［問］http://www.estudioflamenco.com

ビエナルのクルシージョ１ フラメンコ・ポル・エル・ムンド

来月はいよいよセビージャのビエナル

それにあわせてクルシージョもたくさん

それをこれからご紹介していこう。

まずはインターネットでのクラスも行っている

フラメンコ・ポル・エル・ムンド主催のクルシージョ。

ファルーコ一家やコンチャ・バルガス、

マヌエラ・カラスコと

ヒターノのフラメンコが続々登場する。

カンテやギターもあります。

◆フラメンコス・ポル・エル・ムンド

9／3（月）～10（月）

［教］〈b〉コンチャ・バルガス

［内容］「レブリーハのブレリア」

［教］〈b〉ラ・ファラオナ

［内容］「タンゴス」

［教］〈b〉ファルー

［内容］「シギリージャ」

9／10（月）～14（金）

［教］〈b〉ホセ・マジャ

［教］〈b〉ラ・ファルーカ

［内容］「アレグリアス」

［教］〈b〉バルージョ

［内容］「ソレア」

9／17（月）～21（金）

［教］〈b〉エル・オルーコ

［教］〈b〉サライ・デ・ロス・レジェス

［教］〈b〉イレーネ・ラ・センティオ

［教］〈c〉ホセ・アニージョ

9／23（日）～27（木）

［教］〈c〉ヘスース・コルバチョ

9／24（月）～28（金）

［教］〈b〉マヌエラ・カラスコ

［教］〈g〉アントニオ・レイ

9／3（月）～28（金）

［教］〈b〉ルイス・ペーニャ

［内容］16～17時「ブレリア・フェステーラ」120ユーロ（50ユーロ／週）

［教］〈b〉エル・オルーコ

［内容］17～18時「バイレ・アル・カンテ」130ユーロ（２週間80ユーロ、50ユーロ／週）

［場］セビージャ

［問］http://www.flamencosporelmundo.com

ヘレスのブレリア祭

 フラメンコ好きなら一度は行きたい、

ヘレスのブレリア祭。

ふつうによくあるフラメンコ祭なのだが

そこはブレリアのメッカ，ヘレス。

地元アーティストによるブレリアのメドレーはやっぱ楽しいし

休憩時間には観客席のそこここでブレリアが出たり

楽しいです。

今年は

ヘスース・メンデス、マカニータ、

トルタ、カプージョ

と当代人気の歌い手たちと

地元出身メルセデス・ルイスに

ブレリアのクアドロ。

ビエナル期間中ですが

この日はヘレスに行く

という人が毎回多いってくらい

人気の催しです。

★第45回フィエスタ・デ・ブレリア

9／8（土）22時

［出］〈c〉へスース・メンデス、ラ・マカニータ、エル・トルタ、カプージョ・デ・ヘレス、〈b〉メルセデス・ルイス、〈g〉マヌエル・バレンシア、ニーニョ・ヘロ、＋ヘレス・プーロ・ポル・ブレリアス（〈c〉リポル、ホセ・デ・ラ・ホアキーナ、ルイス・パコーテ、マラ・レイ、ホセ・メンデス、ルイス・モネオ、フアニジョロ、〈g〉イスマエル・エレディア、イサアク・モレーノ）

［場］カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ 闘牛場

［問］http://www.turismojerez.com/

　

私としてはその昔

パケーラとマヌエラ・カラスコがでた

最後のフィン・デ・フィエスタの迫力とか

忘れられない。

ドン・キホーテ・フラメンコ

８月９日から２６日まで

マドリードのコリセウム劇場にて

「キホーテ　アル・コンパス・デ・ウン・スエニョ」

が上演されます。

振付けはハビエル・ラトーレとコンチャ・ハレーニョ。

ドン・キホーテのフラメンコバージョンは

ルイシージョのがあったかと。

アントニオ・ガデスもやりたいと思っていたとか。

さてどんな作品になっているのでしょうか。

http://quijoteflamenco.com/

ちなみに配役は
ドン・キホーテはマヌエル・ディアス、
サンチョ・パンサがアレハンドロ・ガルシア
ドゥルシネアはマルタ・ノガル。


ちなみにこの作品プロデュースは中国人で
９月には中国で上演予定とか。

マドリードでヘレスのアーティストのクルシージョ

マドリードで８月

ヘレスのフラメンコたちを集めたフェスティバルが開催されることは

以前にも伝えたが

それに出演するアルティスタたちが

マドリードでクルシージョを行う。

★ヘレスの舞踊家のクルシージョ

8／6（月）〜12（日）13〜14時、土日は11時30分〜14時

［教］〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ

［内容］中級

8／13（月）〜19（日）13〜14時、土日は11時30分〜14時

［教］〈b〉アンドレス・ペーニャ

［内容］ソレア

8／20（月）〜26（日）13〜14時、土日は11時30分〜14時

［教］〈b〉メルセデス・ルイス

［内容］バタ・デ・コーラのシギリージャ

8／27（月）〜9／2（日）13〜14時、土日は11時30分〜14時

［教］〈b〉ホアキン・グリロ

［内容］アレグリアス

［場］マドリード　スタジオ・アモール・デ・ディオス

［問］http://www.amordedios.com

タブラオ・ビジャロサのコンクール

マドリードのタブラオ、ビジャ・ロサ主催の

フラメンコ舞踊コンクール。

７月２９日にその決勝が行われた。

審査員はラファエラ・カラスコ、アルフォンソ・ロサ、

マヌエル・リニャン、ジョナタン・ミロ、

ラ・ポピ、インマクラーダ・アランダ。

決勝に残ったのは

クララ・グティエレス、ソニア・フランコ、トリアーナ・マシエル、

マリアーナ・マルティネス。マリーナ・ペレア、ルシア・カンピージョの６人。

みごと優勝の栄冠を手にしたのは

メキシコ出身の

トリアーナ・マシエル

準優勝は

マラガ出身の

マリーナ・ペレア。

なおマリアーナもベネズエラの出身。

フラメンコに国境はない。

次回はあなたもチャレンジ？

アデリータ・ドミンゴ逝く

セビージャのアラメーダ地区で

長らくコプラ(スペイン歌謡)の教室を開いていたアデリータ・ドミンゴが

7月31日亡くなった。82歳だった。

歌だけでなく、踊りや舞台でのいかたなども教え、

門下にはパキータ・リコ、ロシオ・フラードなどの歌手だけではなく、

マティルデ・コラル、クリスティーナ・オヨス、メルチェ・エスメラルダ、

ミラグロス・メンヒバルらフラメンコ舞踊家がいる。

ライムンド＆ホセミ

　渋いカンテ・ホンドも好きだけど

ジャズやロックも大好き

ってな人におすすめのコンサート

元パタ・ネグラ。

BBキングやビョルクとも共演した

めっちゃフラメンコでめっちゃロックなギタリスト、

ライムンド・アマドール

元ケタマ。

父ペペ・アビチュエラといっしょに

デイブ・ホーランドらとも共演した

繊細なギターをきかせる

ホセミ・カルモナ

この二人が

グラナダ県の海辺の町アルムニェカルで一緒にコンサート

昔カナーレスらにも歌っていたペペ・ルイス・カルモナと

リン・コルテスも一緒

★ライムンド・アマドール＆ホセミ・カルモナ

8／24（金）22時

［出］〈g〉ライムンド・アマドール、ホセミ・カルモナ、〈c〉ペペ・ルイス・カルモナ、リン・コルテスほか

［場］グラナダ県アルムニェーカル　パルケ・エル・マフエロ

［料］15ユーロ　前売り12ユーロ

［問］http://www.almunecar.info/

ルベン・オルモのクルシージョenグラナダ

現在アルハンブラ内ヘネラリフェ野外劇場で公演中の

アンダルシア舞踊団監督ルベン・オルモのクルシージョ

8／20（月）〜24（金）

［教］〈b〉ルベン・オルモ

［内容］12〜13時30分　上級

［場］グラナダ

［問］http://es.carmencuevas.com