2017年2月28日火曜日

ヘレスのフェスティバル メルチョーラ・オルテガ、プレセンタ・ア・ラ・メモレ・イ・ス・コンボ・フラメンコ・エン・ポル・ロス・ペ

メルチョーラ・オルテガの子供の頃のあだ名がメモレ。
でもそのあだ名を母が嫌って、その名を芸名にはできなかったそうな。
で今回。その名前を使って、小さい頃から聞いてきたフラメンコ系スペイン歌謡を歌いまくるというわけだ。フラメンコ・フラメンコではないけれど、ルンバにコロンビアーナのアイレを加えたり、など、面白い試みをしてる。

伴奏にはギターだけでなく、ピアノにドラム/パーカッション、ウッドベースにサックス/フルート/ハーモニカと、ナイトクラブ風に。
いろいろ工夫はしているし、フラメンコもメルチョーラがシギリージャを歌ってイサベル・バジョンが色っぽく踊ってくれた。 

ダビやイサベル、ピアニストのアレハンドロが出演していたイスラエル・ガルバンの「ロ・レアル」をちょっと思い出させる。あの作品では、ナチスの時代のドイツの退廃的な雰囲気とスペイン人気を思い起こさせるものだった。

あ、そうか、メルチョーラはここで歌っている、こういう感じのものが好きだったんだな、と納得。彼女のルーツなんだろう。
生バンドで歌うカラオケの女王、みたいな感じ。日本で言えば、ザ・ピーナッツとか美空ひばりの「真っ赤な太陽」とか、そういうのを歌っている感じ、って言えばわかってもらえるかな。
元祖ラップのような、ローラ・フローレスのタンギージョとか、なるほど彼女によく似合う。
ミュージシャンたちもいい。きちんと舞台作品として成り立っている。


Javier Fergo para Festival de Jerez
でも残念ながら私の趣味とはちょっと違うので私はあまり楽しめず残念。
でもメルチョーラが楽しんでいるのは伝わってきたからそれでよし。
スペイン歌謡人気も復活したし、こういうのが好きな観客もいると思うし。
衣装も豪華にお色直し。でもスリットはどうせなら思いっきり入れて欲しかったかも。


個人的にはイサベルがウッドベースの伴奏で歌った、ジャジーな曲とダビが歌った「テ・ロ・フロ・ジョ」が印象に残る。それにしてもイサベル、なんであんなに色っぽいんだろう。回転の間合い、腰の動き、ちょっとした目線など、本当ため息出ちゃうほどです。


Javier Fergo para Festival de Jerez

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ちなみに今日、ビジャマルタ劇場では27歳の誕生日を迎えたパトリシア・ゲレーロの公園がありましたが、私はビエナルで見たので行きませんでした。


〈c〉メルチョーラ・オルテガ、ダビ・ラゴス
〈b〉イサベル・バジョン
〈g〉サンティアゴ・ララ
〈perc〉ペドロ・ナバッロ
ベース;アントニオ・コラレス
サックス、フルート;ディエゴ・ビジェガス
ピアノ;アレハンドロ・ロハス・マルコス
コーラス;ロシオ・ソト、フェルナンド・ガラン

2017年2月27日月曜日

ヘレスのフェスティバル ラ・モネータ「ディビノ・アモール・ウマーノ」

グラナダ出身のバイラオーラ、ラ・モネータの新作「ディビノ・アモール・ウマーノ」は、ロルカがドゥエンデについての講演でフラメンキシマと評した聖女テレサをモチーフにした作品。
アビラのテレサ(テレジア)、イエスのテレサなどとも呼ばれる、聖テレサは、神秘主義で、宗教的恍惚の体験など、スペイン人なら誰もが知っている存在。その人生をたどる、というわけではなく、聖テレサの神秘体験をイメージとして使っている感じ。

白い衣装で現れ、聖テレサの詩を口にするモネータ。口跡が悪く、ほとんど聞き取れない。(スペイン人の友達も聞き取れなかったと言っていたので外人だからではないと思う)
詩を伝えたいならきちんと伝わるように朗読するべきでは?
踊り手が踊りながら語るべきものだったのか?と疑問満載。
Javier Fergo para Festival de Jerez

マラゲーニャ、マリアーナと、通常ほとんど踊られない曲を踊る。
モネータのフラメンカな踊りは大好きなのだが、うーん。これはどうなんだろう。聖テレサという人物像に縛られているからか、あの鉄火肌な感じのフラメンコが影を潜めている。同じような振りが繰り返される。

Javier Fergo para Festival de Jerez
 作品を作るには、ものすごいエネルギーが必要だ。
たくさんの仕事、たくさんのお金と時間を費やして作るのだから、多くの人に見てもらいたいと思うはずなのだが、この作品は一体どんな観客を想定して作られたのだろうか。

エレキギターのメロディでの恍惚のシーンでも、恍惚というより狂気しか感じられない。
Javier Fergo para Festival de Jerez
彼女が探していたドゥエンデは一体どこに行ってしまったのだろう。
Javier Fergo para Festival de Jerez
こういう作品の場合、イメージを整理して、観客に伝えるようにするためにも、やはり演出家が必要なように思う。フラメンコだけなら自分で、というのもありだけど、やはり専門家の手が必要だ。

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なお、プログラムにはマッピングとあったのだが、実際は普通に少し映像が映し出されるだけなので、マッピングとするべきではなかったように思う。
また、足の甲を覆ってしまうタイプの靴は修道女をイメージしてのものかもしれないが、足が美しく見えない。また白い衣装も修道女のイメージなのだろうが、太って見えるので今の彼女には似合わないように思う。黒いガウンを羽織ってからや、黒の衣装の方が美しい。

〈b〉フエンサンタ・ラ・モネータ
〈c〉アロア・パロモ
〈g〉ルイス・マリアーノ、
エレキギター;パコ・ルケ
バイオリン;ジョリク・トロマン
コンパス&バイレ;ライムンド・ベニテス、マリア・ラ・マンサニージャ


2017年2月26日日曜日

ヘレスのフェスティバル マイテ・マルティン

夜中の12時からはゴンサレス・ビヤスのボデガでマイテ・マルティンのリサイタル。
Javier Fergo para Festival de Jerez


なんて繊細な歌い方なのだろう。サルバドール・グティエレスのフラメンコとパウ・フィゲラスのクラシック、2台のギターが生み出す、えも言われぬ美しい音楽空間。
その中でのびのびと、フラメンコの伝統を、彼女ならではの繊細さで、こまやかな心の襞を表現していく。

完璧な音程、リズム、細やかな表現。
フアン・バルデラマが歌い、ミゲル・ポベーダもカバーしたミロンガに始まり、ファンダンゴ、ティエント/タンゴ、ソレア、ブレリア、グラナイーナ…
様々なスタイルを歌い分け、それぞれに心を込める。

余計なことはなにもしない。シンプルにフラメンコを歌う。上手に。

Javier Fergo para Festival de Jerez
美しい一夜でございました。

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ヘレスのフェスティバル「ソニケタッソ」

いやあ、楽しかった。
全力フラメンコ。
やっぱこれこれ、って感じ。
オレ!は間の良さ、形の良さにおもわずでちゃうもの。
カナーレスがコンパスをぐっとつかんですっと放す、その間合いの良さ。
グリロが聞かせる音楽のようなサパテアード。
いやあアンコールでは思わず、声かけちゃいましたよ。

アントニオ・カナーレスとホアキン・グリロ。
ビジャマルタ劇場のディレクターで、フェスティバルの監督でもあるイサマイが「ヌレエフとバリシニコフ」に例えたという、二人の共演。これが楽しくないはずがない。

Javier Fergo para Festival de Jerez
舞台の奥、高い台の上、ひな壇のように並んだミュージシャンたち。下からパーカッション、ギター、歌。下手はカナーレスの、上手はグリロの伴奏者、なのだが、それぞれのソロ以外は一緒に演奏。この舞台のイメージ通り、作品自体もシンプルな構成なのだが、この二人の怪物にはそれで十分。

オープニングのブレリアだけで胸が熱くなる。
軽やかでジゴロのような、ちょい悪な色気のあるグリロ。
重厚な存在感で圧倒するカナーレス。
ゴジラ対ギャオス。
手首にスカーフを結んでるのはなんでだろう。ま、細かいことはいいです。上手いから。

続くアレグリアス・コン・タンゴはグリロからカナーレスへ。
グリロはタンゴを踊ってもブレリアに見えてしまう。トリアーナ風の振りを結構やってたのにもかかわらず、というのも面白い。
Javier Fergo para Festival de Jerez
アントニオのアレグリアス、って珍しい。最初にちょこっと見せた、マティルデ風の振りとか、思わずオレ!でございました。
 息切れして彼の、あの最高のタンゴが見ることができなかったのは残念でしたが。
Javier Fergo para Festival de Jerez
トナに始まるシギリージャも良かったけど、カナーレスの十八番のソレアがまた良かった。二十数年前のソレアとベースは一緒。でも、細かいところが色々違う。あ、ここではもっと足を伸ばしていたな、とか思いつつ、昔の彼を重ねてみる。昔の方が、身体能力は高かったかもしれないが、今の重厚感もやっぱいい。力を抜くところとぐっと爆発させるところ、そのバランスがやはり素晴らしく、あ〜堪能させていただきました。

Javier Fergo para Festival de Jerez

グリロのマリア・デ・ラ・オという昔の流行歌での踊りやソレア・ポル・ブレリアも、もちろん悪くないのだけど、カナーレスという怪物の前ではこわっぱに見えてしまう。彼のおちゃらけたブレリアは好きなんだけれど、なんかおちゃらけすぎな、力の抜きすぎな感じや衣装のセンスはちょっと、でありました。
衣装、タイツのようなぴったりとした細身のズボン、踊りやすいのかもしれないけれど、裾はある程度広がっている方が見た目がきれいだと思う。広がっていると細かいサパテアードの時に引っかかる?いやあそこまで広げることはないか。アレグリアスの茶色い、アラブ風のようなベストは姿勢悪く見えるし、マリア・デ・ラ・オの白い衣装は王子様?うーん。写真で見ても裾のしわとか美しくない。
Javier Fergo para Festival de Jerez


とかなんとか言っても、やっぱりコンパスの人。靴音の音色も綺麗で、楽しませていただきました。
ありがとう。

なんでもこの作品、数年前のフェスティバルで、グアリダでホセ・バレンシアガ歌い、即興で店にいた二人が舞台に上がったのを見た、モンドマルサンのフラメンコ祭の監督の提案でできたものということだけど、個性の違う、二人の名人による、フラメンコな舞台、素晴らしかったです。

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〈b〉アントニオ・カナーレス、ホアキン・グリロ
〈c〉エル・ガジ、ヘスス・フローレス、カルメン・グリロ、マカリネス
〈g〉ミゲル・イグレシアス、フアン・レケーナ
〈perc〉ホセ・カラスコ、アネ・カラスコ



ヘレスのフェスティバル初日深夜マヌエル・パリージャ

ビジャマルタ劇場の長い公演の後はちょっとタパをつまんでからティオ・ペペで有名なゴンサレス・ビヤスのボデガ、酒蔵へ。今日の主役はマヌエル・パリージャ。
Javier Fergo para Festival de Jerez


ヘレスのギターの名門、パリージャ家。2009年に亡くなったパリージャ・デ・ヘレスの2歳上の兄、フアンの長男で、小さい頃からギターの英才教育を受けてきた彼は、長くマドリードに住んで、ホアキン・コルテスのカンパニーなどで、弟たち、フルート奏者のフアン、バイオリンのベルナルドらとも共演してきた実力派。
数年前にソロアルバムをリリースし、改めてその力を印象付けた彼のコンサート。

お腹に響くような重みのある音。さすがのブレリアはもちろんだが、シギリージャがいい。
ゲスト出演のドローレス・アグヘータは彼女らしい熱唱だが、声の持つ響きの良さを生かしきれていないような気がいつもする。
Javier Fergo para Festival de Jerez

弟たち、フアンやベルナルド、パルマでカルロス・グリロらも参加し、フォーメーションを変えて飽きさせない工夫もあり、いやあ、良いギターの夜でありました。

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2017年2月25日土曜日

ヘレスのフェスティバル初日アンダルシア舞踊団「…アケル・シルベリオ」

いよいよヘレスのフェスティバルが開幕。
今年はフェルティバルを主催するビジャマルタ劇場財団の存続の危機もあり、プログラムの発表も遅れるなどあっただけに感慨ひとしお。
それもラファエル・エステベスが芸術監督に就任してから初めてのアンダルシア舞踊団公演ということもあり、会場には市長や市の文化局長はもちろん、ルベン・オルモ元監督、、ラファエラ・カラスコ前監督、マノロ・マリン、ブランカ・デル・レイ、アンヘリータ・ゴメス、エバ・ジェルバブエナ、ロシオ・モリーナ、マヌエル・ベタンソ、ホアキン・グリロら、多くのアルティスタたちの顔も見えた。

「…アケル・シルベリオ」のシルベリオはシルベリオ・フランコネティ、19世紀後半に活躍したカンタオールで、セビージャでカフェ・カンタンテを経営していたこともある、フラメンコの礎を築いた人。
彼の名前が出てくるところからして、フラメンコおたくなラファエルらしい。
とは言っても、プログラムに彼の言葉として掲載されているように、やっているのは古典の再現ではなく、現代フラメンコ。あちらこちらにおたくならではの仕掛けが施されているものの、それを全部理解するためには集中講義が必要だろう。

プログラムにある曲順通りにではなく進められていく。
全体的に薄暗く、モノトーンなのはフラメンコ草創期をイメージしたものだろうか。
全体としては、闘牛士として南米に渡ったり、カフェを営んだりし、シギリージャにその名を残すシルベリオの人生にインスパイアされてはいるものの、彼の人生をなぞるというわけではなく、自由にイメージを組み合わせている、という感じ。
Javier Fergo para Festival de Jerez


中心となるのは群舞で、ソロは少ない。その群舞は、舞台上の位置など、色々考えられて作っているし、ダンサーたちのテクニックも凄いのだが、同じような動きも多く、忙しくいろんな動きをするせいか、一つ一つの動きに重みがなく、ワンパターンに見えてくるのは残念。観客にわかりやすく、とか、観客に楽しんでもらおう、という意識は全くないように思える。

また、ソロでも、黒いバックに黒いバタ・デ・コーラにぼんやりとした薄明かりではせっかくの踊りも見にくいことこの上ない。
Javier Fergo para Festival de Jerez

そうかと思うと、クアドロの場面ではモノトーンの組み合わせによる衣装にタイツという、モダンアート風な衣装があったり、闘牛のシーンでは当時の風俗を描いた絵画を思わせるマントンやコルドベスの女性が現れたり、 軍の台頭や戦争を思わせる場面があったり(リエゴの乱?カルリスタ戦争?)、シルベリオという存在を要にしてどんどん扇を広げていってる感じか。

そんな中で一番良かったのは、カフェカンタンテのイメージらしきクアドロ風の場面で、アルベルト・セジェスがアレグリアスを歌い踊る場面。

Javier Fergo para Festival de Jerez

さすがカディスの名手アウレリオ・セジェスの孫、いやあ、本職の歌い手たちよりも上手い!踊りながらも、踊りに合わせて切ったりすることもなく、コンパスも自在に操り、かといって踊りがおろそかになるわけでもなく、いやあ、これはすごい。すばらしい。

闘牛で、馬に乗って長い槍で牛をつくピカドールだったシルベリオのイメージから、白い頭が丸くつば広の帽子をかぶって槍に見立てた長い棒を地面に刺すイメージはなんども繰り返された。女性が闘牛士になって闘牛のシーンを再現し、牛にひっくり返されるところなどは面白い趣向だ。

Javier Fergo para Festival de Jerez


またバレリアーノ・パーニョスのエスクエラ・ボレーラな回転や跳躍も良かった。シルベリオの時代は、エスクエラ・ボレーラの影響を受けてフラメンコ舞踊が確立していった時代だと思うので、その辺り、もっとわかりやすく見せてもらいたいようにもするが、それはラファエルがコンチャ・ハレーニョの作品「バウル・デ・ロス・フラメンコス」でもうやったから必要ない、というわけなのかもしれない。

戦争の場面は「コンサグラシオン」の第2部、踊り手たちのポーズを直していくところは「ムニェカス」、クアドロの場面は「フラメンコXXI」のオープニング、と、エステベス/パーニョスの過去の作品を思わせるところや、闘牛の後の肩車やフラッシュでのポーズはガデスの「血の婚礼」、ラファエルのソロのカンティーニャはマカローナのイメージなのであろう女性的な振りだが、その最後に椅子を頭に掲げるのは1922年のカンテコンクールのイメージでラファエラ・カラスコの作品でもあったもの、
Javier Fergo para Festival de Jerez

と、あちこちにいろんな要素を見つけることができる。

でもいろんなことをやりたすぎて、詰め込みすぎて、散漫な感じになってしまったことは否めない。とはいえこれは初演。これから冗長な場面を短くするなど、研ぎ澄ませていくことだろう。そう期待する。

踊り手たちの技術レベルは高いし、長年アフィシオナードとしてフラメンコの歴史の研究をしてるラファエルならではのすごく大変な仕事だったことはわかる。でももっと整理できれば、もっと素晴らしい作品になるのではないだろうか。


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2017年2月21日火曜日

劇場の夜

マドリードで3月25日開催される劇場の夜。
今年は十周年ということで、女性をテーマに役者やダンサー、マジシャンなど、女性アーティストたちの公演が行われる。
フラメンコ関係ではアイダ・ゴメスのソロがある。
なお、公演は18時から深夜まで様々な公演が続けておこなわれる。



◇劇場の夜
3/25(土)21時
[出]〈b〉アイダ・ゴメス
[場]マドリード アウディトリオ・カサ・デ・コレオス
[問]http://www.madrid.org/lanochedelosteatros/

2017年2月20日月曜日

慈善コンサートenセビージャ


3月10日、セビージャのマエストランサ劇場で。アンダルシアの小児がん患者支援のための慈善コンサートが開催される。出演者はエスペランサ・フェルナンデスやパストーラ・ガルバンらと豪華。

◇ガラ・フラメンカ
3/10(土)20時30分
[出]〈b〉エル・フンコ、パストーラ・ガルバン、カルメン・ロサーノ、〈c〉エスペランサ・フェルナンデス、ラファエル・デ・ウトレーラ、ラ・トバラ、エル・ガジ、〈g〉ペドロ・シエラ、ミゲル・アンヘル・コルテス、ミゲル・イグレシアス、ルベン・ロメロ
[場]セビージャ マエストランサ劇場
[料]16~30ユーロ

[問]https://www.teatrodelamaestranza.es

2017年2月14日火曜日

ヘレスのフェスティバル開催時のクルシージョその9パルマとコンパス

ヘレスならではのパルマとコンパスのクラス。
指導するのはチチャリートとカルロス・グリロ。ともにヘレスが誇るパルメーロだ。
場所はビジャマルタ劇場すぐそばのタバンコ・エル・パサヘ。
普段から毎日カンテのコンサートが開催されている昔からある飲み屋。
これ以上の雰囲気はない。

パルマとコンパス
2/27(月)~3/3(金)17時~18時15分
[教]〈palmas〉チチャリート・デ・ヘレス
3/6(月)~10(金)17時~18時15分
[教]〈palmas〉カルロス・グリロ
[料]各100ユーロ

[問]tabancoelpasaje@jerez.es

2017年2月13日月曜日

ヘレスのフェスティバル ペーニャのプログラム

ヘレスのフェスティバル、ペーニャのプログラムが発表された。今年は夜ではなく、お昼ご飯の後、16時からの開催。お昼ご飯はペーニャで、ヘレスの名物、ベルサ(豆と肉、野菜のの煮込み)やカルネ・コン・パパ(スペイン風肉じゃが)などを食べて、その後、フラメンコを楽しみましょう、という趣向とのこと。
なお、このほかにも学生対象のフラメンコに関するセミナーや展覧会、映画上映などが行われる。詳細はフェスティバルのホームページで。


デ・ペーニャ・エン・ペーニャ
225(土)16
[出]〈c〉ペドロ・ガリード、マヌエル・ガリード、マヌエル“カンタローテ”、〈g〉フアン・マヌエル・モレーノ・カラスコ
[場]ペーニャ フェルナンド・テレモート
226(日)16
[出]〈b〉ミゲル・アンヘル・エレディアのクアドロ
[場]ペーニャ ロス・セルニカロス
228(火)16
[出]〈c〉ロサリオ・エレディア、〈g〉アントニオ・マレーナ
[場]ペーニャ ドン・アントニオ・チャコン
34(土)16
[出]〈b〉アイタナ・レジェス、〈c〉マヌエル・デ・ラ・ニナ、〈g〉ぺぺ・デル・モラオ
[場]ペーニャ ティオ・ホセ・デ・ラ・パウラ
35(日)16
[出]〈b〉ロシオ・マリン、〈g〉アントニオ・ヘロ、〈c〉カルメン・グリロ、フアニジョロ
[場]ペーニャ ブエナ・ヘンテ
311(土)16
[出]〈b〉カルメン・エレーラ、〈c〉アルフォンソ・カルピオ、ホセ・カルピオ、〈g〉ドミンゴ・ルビチ

[場]ペーニャ ラ・ブレリア


展覧会
「アンヘリータ、バイレ・イ・マヒステリオ」
222(水)〜312(日)10時〜1330分、18時〜21時、土日10時〜14時、月曜祝日(28日)休み
[場]アンダルシア・フラメンコ資料センター

パコ・サンチェス写真展「バイラオーラス」
224(金)〜312(日)10時〜1330分、18時〜21時、土日10時〜14時、月曜祝日(28日)休み
[場]サント・ドミンゴ修道院

「フラメンコとデザイン」
223(木)〜310(土)10時〜1330分、18時〜21時、土日10時〜14時、月曜祝日(28日)休み
[場]教育若者局展覧会場(サラパウルの向かい)
※芸術学校生徒作品

2017年2月12日日曜日

第5回タコン・フラメンコ

ウトレーラのフラメンコ祭、タコン・フラメンコ。第1回はカルメン・レデスマ、第2回はマティルデ・コラル、第3回はファルーコ、第4回はアンヘリータ・バルガスと踊り手に捧げらてきたこのフェスティバル、今年は舞踊伴唱で活躍した歌い手、クーロ・フェルナンデスに捧げられ、前半は無料の公演やトークショー、後半は豪華アルティスタ出演の公演などが行われる。





◇第5回タコン・フラメンコ
2/21(火)21時15分
[出]〈c,b〉ルイス・ペーニャ、ルイス・デ・チメネア、フアン・スアレス、エル・ボンバ、〈g〉アントニオ・モジャ
[料]無料
2/22(水)21時15分
[出]〈b〉アントニオ・モントージャ、アントニオ・フェルナンデス
[料]無料
2/23(木)21時15分
[出]トークショー/クーロ・フェルナンデス、マヌエル・クラオ+ファミリア・フェルナンデス
[料]無料
2/26(日)18時30分「ラ・サガ・デ・トリアーナ・プーラ」
[出]〈c、b〉マヌエル・ガルシア“エル・ココ”、エル・パティ、ホアキン・ベガ、ホセ・レリダ、カルメン・レデスマ、ホアキーナ・アマジャ、ギジェルモ・マンサノ、ロリ・レリダ、サル・ベガ、リディア・ベガ、ミリアム・ペレス、アントニオ・エル・コルドベス、マヌエル・ロドリゲス、フェルナンド・コロン、イスラエル・レリダ、オスカル・レリダ、マヌエル・ロンドン、セルバンド・モレーノ、ゲスト〈b〉ファルキート
[料]10ユーロ
2/27(月)
[出]〈c〉ランカピーノ、ランカピーノ・イーホ、エスペランサ・フェルナンデス、ぺぺ・デ・プーラ、ギジェルモ・マンサノ、マリ・ペーニャ、エル・ガジ、〈b〉アントニオ・カナーレス、パストーラ・ガルバン、ラファエル・デ・カルメン、ファルキート、ディエゴ・デ・マルガラ、〈g〉リカルド・ミーニョ、アントニオ・モジャ、ホセ・ガルベス、ラファエル・ロドリゲス、+ファミリア・フェルナンデス
[料]12、17ユーロ
2/28(火)17時
[出]ロシオ・パラシオスフラメンコ舞踊学校、マノリート・ペルーサフラメンコ舞踊学校他
[場]セビージャ県ウトレーラ エンリケ・クアドラ劇場

[問]www.taconflamenco.com